断面三角の爪楊枝

この商品には日本らしいモノ作りの物語があります。

 

日本の爪楊枝は、断面が丸い形状です。これは本来、歯の隙間の形状に合わないので、歯間そうじ用としては適しておりません。食べものを挿してつまむためのピックが、戦後の日本では歯間そうじ用として使われてきました。

一説には、GHQが持ち込んだピックを見て、これが新しさ、これが受けるのかと作り始め、使い始め。食べるついでに歯に挟まったものを掃除。手近にあるものを代用的に使い続けた結果、日本では爪楊枝と言えば丸い軸のものが主流になったとか。

 

安い中国製が世界を席巻するようになり、日本の爪楊枝業界は一気に衰退。その時に、広栄社は国内で売れないなら海外を相手にしようと、生き残りをかけ、断面が三角の爪楊枝の製造にシフトすることにしたのです。

 

日本国内では一般的ではありませんが、断面が三角形の爪楊枝は世界では当たり前だとか。

店主も、使ってみて驚きの使い心地でした。断面が三角だと、挟まったものがスルッととれる、歯の隙間にピタリとはまります。広栄社さんによると、この爪楊枝を使うことで、歯茎のマッサージにもなるそうで、使い続けると痩せた歯茎が戻り隙間が減った方も多いとか。

北海道の白樺を使用、材料から加工まで全て日本、ザ・メイド・イン・ジャパン。
研磨や商品チェックなど、機械化出来ない部分がある爪楊枝作り。いまだに、人の手が欠かせないとか。信頼と安心の品質を支えているのは、やっぱり人なんですね。

広栄社さんの作る爪楊枝は実は他のメーカーに比べると少しお高いそうですが「made in Japan」『信頼出来るモノ作りをしている国の良品』というブランドイメージを獲得し、後発品でありながら世界の9大メーカーに名を連ねるようになりました。


世界では広栄社さんしか作っていない形状の爪楊枝もあるそうです。
軸の断面は丸なのですが、先端が三角になっている「歯間ようじ」。

 

多分ですけど、ここまで細かいものの先端を必要な寸法・角度で加工を施すのは、広栄社的には普通のことでも、競合他社にはオーバースペックで、事業効率的にも作れないのだろうかなと予想。

 

ちなみに、店頭販売では、

男性リピーターに人気の形が「歯間ようじ」

女性に人気は「三角ようじ(折り割って使うタイプ)」
何故かすみ分けが出来ております。

お友達に会う時に、プチギフトでひとつ差し上げるのにちょうどいいお値段(笑)お友達と美味しいご飯を食べた後、爪楊枝のうんちくと一緒に、ひとしきりお話が盛り上がること、間違いなしです(笑)

断面三角の歯間ようじ 20本入り 携帯用

紙筒入り。歯間の形にぴったりくる断面三角。世界で広栄社だけが作っている爪楊枝。丸軸なのに先端は断面が三角。逆側の先で歯の表面も磨いてくださいね。※紙ケースの色柄は時々で変わります。※普通郵便で発送

¥285

  • お届け日数:1~3日1

断面三角の歯間ようじ 130本入り

紙筒入り。歯間の形にぴったりくる断面三角。世界で広栄社だけが作っている爪楊枝。丸軸なのに先端は断面が三角。逆側の先で歯の表面も磨いてくださいね。※紙ケースの色柄は時々で変わります。※普通郵便で発送

¥660

  • お届け日数:1~3日1