●「KONOITO」のタオルが生成り色しかない理由

環は、贈り物を探しに来る方が多い和雑貨屋です。
細々した色とりどりな商品の中で、KONOITOのタオルは

ちょっと異彩を放っているかもしれません。

 

綿本来の生成り色だけ。

裏がガーゼのタオル類は薄手に見えるし、軽いし、

ちょっと、素っ気ないぐらいに映るかも。

でも、KONOITOのタオルの

「安心・安全な品質」
「柔らかくて、水をよく吸う、使い心地の良さ」

は格別で、リピーターが多い商品なんです。

・アトピーや敏感肌の方

・赤ちゃんがいらっしゃる方

・更年期の汗で困っている方

・介護や看病でタオルを使う方 など

どの方も、ご自宅にはたくさんタオルがあるのに

結局これがいいとリピートしてくれております。

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違いは、製法にあり。

KONOITOの宮原朋代さんからいただいた資料によると、

普通のタオルは、完成までにいくつもの薬品を使用。

工場によって異なりますが、大枠としては、

織りやすくするために糸に糊をつけ、生地を織ります。

出来た生地から糊などの付着物を取り去り

白くするために(色柄を染めるためにも)漂白

色柄を染め柔軟剤で柔らかさを出して完成。

 

1)生地に残る糊などを除去するための薬品
 苛性ソーダ、過硫酸ナトリウム、非イオン界面活性剤、

 アニオン界面活性剤

2)真っ白な生地にするための漂白剤

 過酸化水素、次亜塩素酸ソーダ、蛍光増白剤、

 アニオン界面活性剤

 

3)柔らかくするための柔軟剤

 反応染料、非イオン系界面活性剤

 

4)色柄を付けるための化学染料

  柔軟剤、抗菌剤

そして、大体こういう薬品は繊維に残っていて、

敏感肌の方は、残留薬品に過剰反応して
肌のトラブルに悩む訳ですね。

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KONOITOのタオルは、

綿花の油分(コットンワックス)を残したまま作られ、

納豆菌由来の酵素の力を借りて、

タオルに残った糊や不純物、汚れを取り除いて終わり。

 

前述の工程でいうと、
1)生地に残る糊などを除去するための薬品

  糊抜き酵素(納豆菌由来の酵素)
  精錬酵素(納豆菌由来の酵素)

  シュガーエステル

  →ショ糖と植物性油脂から作られる食べられる

   界面活性剤の一種で、食品添加物の分類の中では乳化剤。

   パン、クッキー、チョコレート、キャンディー、アイスなど

   たくさんの加工食品に使われています。

薬品ではないもの、3つだけ。

油分が適度に残る上に繊維が痛みませんから、

繊維の痩せも無いし、綿本来の柔らかさが味わえます。

漂白も染色もしませんから、生成り色。

KONOITOにとっては、生成り色は「安心・安全の色」


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アトピーの男性は、首元に巻くガーゼのマフラーを手に

「これ、ずいぶん柔らかいんですね、気持ちいい。

化繊だと痒くなっちゃうけど、これなら大丈夫そう…

今どきの若者風に巻き巻きしてみたかったんですよね…」

この方は、感触を気に入って下さったようで、

後日、フェイスタオルとバスタオルを買いに来てくれました。


子育て中の若いママさんが

うちの子は何故かこのタオルしか口に入れないの。

何が違うんだか分からないんですけど、いいみたいで。

とハンドタオルの追加とガーゼケットを購入されたのですが
他のタオルケットより寝付きがいいみたいで、

出かける時はこれを持って行くとすごく助かってます

ともう一枚ガーゼケットをお買い上げ下さいました。

 

 

肌触りの良さと、吸水性の良さ、乾きやすさ。

飾り気のないタオルですが、環のお客様に愛されているタオルです。

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