ただ乗りごめん

大手通販サイトの配達荷物の受取りスポットになりませんか、と営業氏がご来店。

 

プライムサービスで送料無料のあの会社。わたくしも利用しております。便利ですが、配達の融通はクロネコさんや佐川さんに負ける印象。

 

期日指定しようとすると追加料金が発生するので、通常配送の利用者向けの受取りスポットなのでしょう。

 

開業当初は、こういうのやれば店の認知が上がるし、社会貢献になるし、もしかしてついでにお買い物してもらえるかも?という発想で、やってみようと思う方でした。

大手通販サイトとそのお客様、加えて当店の3者がメリットを享受できるので、三方よし=損は無しという判断をしがちでした。

 

三方よしの考え方で「社会を良くしよう」という気持ちは理解しておりますが、個別具体的に突き付けられると、今ではお断り一択です。

 

営業氏、こちらの意志を確認する前に、「これだけのスペースがあれば十分ですよ」と言いまして、それを聞いて「この人、どこにどれだけ積めばいいと思ってるんだろうか?」と心の中でもやもや。

 

想像してみてください。
その会社ロゴが入った段ボールが、店の片隅に積まれていることで、果たして店の雰囲気が良くなるでしょうか。向上間違いなしなら受け入れ検討してみてもいいけれど…見える場所に積むしかない時点で通路が狭くなるのは検討以前のお話。

今でも当店の通路は狭いと思っているのに、これ以上は勘弁。

 

それに、経験的に、当店の商品が目当てではない方は、荷物の受け取りついでに買い物となる確率はゼロだと思うのです。当店の商品がどこでも買えるコンビニ的商材だとそれもありかと思いますが、今の当店の商材だと、まずゼロと思います。

 

建て前はそんなところだけれど、「本音」は、『頑張って箱借りてやってる小規模事業者に、大手が乗っかって経費と労力削減ってどうなのさ』と黒い大人の心が叫ぶもので、直感的に、脊髄反射的にお断りしちまいましたとさ(狭い心ですみませぬー