せっかくテレビを捨てたのに

iPhoneに、毎週表示される「利用時間の集計」。

店でも自宅でも、ノートパソコンをメインに使用しているので、iPhoneはもっぱら画像撮影してそのままSNSへ投稿するか、音声通話に使っているので、1日30分ぐらいでしょうか。少ない方だと思います。

SNSもひと頃の楽しさも褪せて、自分の近況をあれこれ知らせたい欲求も低め。いいね!がつけば嬉しいけれど、いいね!稼ぎのために何かを投稿するのも違うと思います。

結局リアルで生きているわたくしにとって、SNSの先の友達は、友達ではあるのだけれど、リアルで利害関係が生じる訳ではない点で、正直軽いのだと思います。薄情とかではなく、それが誰しもの現実かなと。

 

 

ひと頃は、「見る方の入口をたくさん用意してHPアクセスを増やせないか」試していたので、このブログの他に、ヤフーブログやアメブロなど外部ブログにTwitterにFacebookに…と5~8つは運営し続けていた時期がありました。

寝る間も惜しんでパソコンに張り付く日々を数年やってみて、効果はあるが思ったほど爆発的ではないなというのが結論。今も複数SNSを活用し続けておりますが、力の入れようはだいぶ変わりました。今は抜き放題ですが、売上貢献度は大して変わりは無いかと思います(笑

昨日今日と休店日。以前なら休店日はSNS投稿の仕込み時間でしたが、そんな事も不要となり、コロナで外出も減り、「はて?私は何に時間を費やしているのだろうか?」と思ったのですが、この1年で自覚あるのが「YouTube」

最初はコロナに対する漠然とした不安を癒したいと思い、動物チャンネルを見ていたのですが、今やお気に入りのチャンネル爆増で、誰かが投稿するたびに見るのが忙しくて、見逃しもたくさん出ております。

我に返ると、誰かが進行してくれる物語を、ぼんやり眺める時間の使い方はまるでテレビ。せっかく2011年に捨てたというのに、また戻っちゃってるなと自覚しました。

2011年に捨てた時は、もう東日本大震災のニュースを見るたび胸が重くなり、精神的に疲れました。それに、目を取られると思考も止まるし作業の手も止まります。テレビには、『人生の時間を掛ける価値』がないと見切りをつけて捨てたはず。

でも、ただ流れてくるものを、受け取るだけというのは楽なんですよね。私が登録している動画は1本あたり15分程度が多く、情報量も大してないものが多いので、本を1冊読んで理解して思考して解釈するみたいな手間もない分、非常に楽。疲れない訳ですよね。

でも知識として体系的に得られるかといえば、動画は今一つなものが多い(でも楽で楽しい

たくさん視聴して自分の中に積み重なるものはさほどではないと分かっているなら、ほどほどにしとかないと時間の浪費、と分かっちゃいるんですけれどね…時間の浪費って贅沢じゃないですか。このゴージャスな遊びを「娯楽」といい麻薬的魅力な訳ですなあ(笑

リアルで友達と食事したり飲んだくれたり、語り合える時間が増えれば、これは自然と減る時間でもあるから、今はこのままで。気付いたけれどこのままで。

早くそうなればいいのに、と願いを込めて。