図書館で偶然見かけた「変化朝顔図鑑」で興味がわき、今年絶対行こうと狙っていた展示会。
生きている間に、自分のやりたいこと、夢はどんどん叶えていくつもりで生きてきたはずなのですが、コロナ以降、出掛ける事や人に会う事を遠慮し続けているわたくし。コロナに遠慮し過ぎてわたしという人間が枯れ果てる前に、ちょっと充電しに出掛けました。
有楽町の景色、久し振り。
緑あふれる公園を歩くのも久し振り。
展示会場は小さくて、飾り気もなしで、え?これだけ?と思ったのですが、眺め始めたら実にたくさんの種類が展示されているではありませんか。花色だけ似ているようでも、花に切れ込みが入っているもの、少しフリルになっているもの、葉の形、斑模様の入り方、反り返りの有無、大きさ等、並んでいる鉢のひとつひとつ、違いが分かると見応えを感じて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
生の植物の感触は、画像では味わえない何かがありまして、図鑑で見たあれだなと頭で分かっているのに新鮮な感動。
今は日本には元々なかった植物もたくさん流通しているので、ペチュニアっぽいな、なんて類推しちゃうのですが、朝顔「しか」ない江戸時代にこれだけの色数や模様などを目にした人々は、珍しいと感じたろうし、美しいなと思ったろうし、今の私が感じる以上の感動と驚きを感じていたんだろうなと妄想。
会場にいた方達の会話が、多分隣り合わせたもの同士が会話し始めている様子なのですが、好きなもの同士の用語や見どころを語り合っていて、聞いていて半分イミフながらも、その立て板に水なしゃべりややり取りが心地よく、こちらまで楽しい気分。お庭を見せて欲しいなと思うような会話でした。
種の販売もしていたのですが、朝顔の名前を見れば、どんな変化なのか分かるようになっているので、分かっている人は種の袋の表書きを見て「これこれ、これが欲しかった」と買っていくのですが、呪文のように漢字が並んでいるので、私にはさっぱりでした(笑
すぐに枯らす茶色い手のわたくしなので、欲しい種類が無かったので自分へのお土産は諦めました。また、来年、眺めにくればいいなと思って移動。
まだ午前中なので、いつもの問屋さんへ行く前に、銀座のギャラリーで虫をテーマにした「INSECT虫展」鑑賞。Twitterで流れてきた画像がとても美しかったのでメモってありまして、ちょうど会場したばかりなのか、私以外いなかったからスタッフの方に丁寧に解説してもらえたおかげで、裏話なども分かって面白かったです。
以前は当たり前だった「普通の自由」を浴びるように満喫したい、
好きな所へ好きな時にふらっと出掛けたい、
そんな自分の欲望を少しだけ満足させることが出来て、いい休日でした。
早く、日常が戻って、マスクのない世の中になって欲しいです(切実
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