一生独身は準備がいる

ちょっと薄暗い話をいたします。

大学受験で受かったのは県外の1校だけ。

一人暮らしするしかなく、それ以来、ずっと一人暮らしのわたくし。

 

数年前に50歳を過ぎて、自分の老いを自覚するようになってきまして、少しずつ『人並みに』自分の先々の生き方を考えて、不安になる事が増えた気がします。

 

私の店のお客様は、20代~70代、80代と、幅広い年齢層の女性。

この2~3年で60代70代のお客様から「お金の事が心配で」という話題を聞く事が増えました。特に独居老人のぼやきが暗くて重たい印象。

 

「働いて収入を得られたらいいのに、仕事が無い」

「あっても時給が安いし、体力的に毎日何時間も働けないから諦めるしかない。」そんなぼやきを聞きながら「心に留めておきますね。いい話があれば今度お声掛けしますね。大丈夫ですよ、探しているなら必ず見つかりますよ。」と、なだめるしか出来ないわたくし。

(ちなみに、年齢制限一切無し、桜台へ通える方向けに、介護施設の仕事をご紹介する事が出来ます。例えば洗濯物を洗って干して畳むとか、掃除とか、見守りとか、1日1時間からでもOKという仕事があります。区の職員さん経由のお話ですから、怪しい話ではありません。お声掛けください。)

 

先輩女性達の姿は、数年先、数十年先の私の行く末の姿なんだよな~、と思って見れば、やおら不安になる訳です。

一方、20代30代のお客様と雑談では、結婚して子育て中ともなると、共働きしなければ生活が成り立たないと聞きます。旦那様が激務で元気が無くなってきたという奥様は「うつ病になるぐらいなら迷わず転職して欲しいと切実に思う」と話してくれました(ほんとに健康第一です

で、自分はどうかと言えば、じわじわと縮小傾向が実感です。

 

どの世代も、『今の日本は、2人以上で生活を支えてやっとこさ』になっている、そんな体感です。

 

という事は…

一人暮らしの私が、どんどん年をとって衰えていく自分1人を支えるために、2人分働かなくちゃいけないはず。体はひとつですから、物理的に2人分となると、一般の倍の16時間働くとか?ダブルワークするとか??いやいや、年をとってからはあまり無理も出来ませんからねぇ、、、

 

私の友人で、本業とは別にアフィリエイトサイトを複数運営している方がいます。数年掛けてアフィリエイトに関する情報を集めながらサイトを作り、運営サイト数を増やして収入ルートのひとつにしているというのですから、立派なものです。

 

友人の話を聞いて、今ある生活の条件の何かが減ったら?またはゼロになったら代わりはあるのか。代わりが無い時はどうするのか、そういう視点も必要だなと感じました。いざとなってからでは遅すぎるから、5年10年前に過度な期待をしないで種をまいて育ててみる、そんな感じでしょうか。

 

これからの日本は、一生独身で生きていくには相当準備がいる。

これは一生独身に限ったことではないのでしょうけれどね。

 

実は、お店番もずっと忙しい訳ではないので、この時間で何か出来ないかと在宅仕事を検索しております。なかなか思った条件の仕事が無いので、気長に探してみようかなと(ほら、こんな風に前段階から時間が掛かるのです

 

わたくしより若い皆さんだけでなく、私と同世代、年上の皆様も、気付いた時が始め時。お互い、頑張って生き抜いていきましょうね!

 

 

 

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「あなたはお店があるからいいわね。」と羨ましがられる事がありまして、自営業は定年退職はありませんから、元気なら死ぬまで出来るのは本当。まあ、うちぐらいプラマイゼロな自転車操業だと余裕綽々より「落ちたら死ねる綱渡り」みたいなところがあります(ブラックジョーク)

私は元気で頑張れても、お客様のご愛顧、ご利用がなければ潰れるのが個人商店。私、では無く、お客様次第なのが自営業。

 

これからも、皆様よろしくお願いいたしますね(笑

j***********************mさんによる写真ACからの写真をイメージとして使用しております