うまくいかない時は「いつも」を疑ってみる

金継ぎ職人のこまやさんと「最近むくみが取れなくてダルい」という、おばちゃんにありがちな「体調ネタ」で雑談。

 

こまやさんは、食べることが好きな方で、体調をみながら日々の食事を工夫されているから、「こういう時は○○を食べる」的な話が楽しいんです。

 

私は、浮腫む時には、冬瓜が一番効き目があります。こまやさんは、きゅうりでもいいと言います。でも私には、冬瓜が一番効く。これは過去実績から言い切れる事実。

 

こういう違いが、からだの神秘。
人のからだは一律ではないのですよね。

目にする情報、耳にする情報は、自分にとって該当する/しないものが混在しているので、鵜呑み厳禁です。

 

店主より上の世代のお姉さま達は、素直な質の方が多いようで、テレビで○○がいいと見ればそれを試すし、お友達がいいみたいと言えば、じゃあ私も試してみるわとやってみる。やって数日で、効果が定かではないが、みんないいというんだし、まだやっていない方を見つけると、私は先にやってるわよという心理が働くのかクチコミしちゃう。

 

この「いいみたい」が伝言ゲーム化されていくのを横目で見ては、ブームってこうやって作られていくのか!とハッとします。うちの店のあること、ないこと「いいことばかり」を、この流れでクチコミしまくってもらえたらな~と妄想しちゃうぐらいです(笑

 

もとい、浮腫。

私が最近気がついたことなのですが、冬瓜を食べてもすぐに効果が現れない時がありまして、そうなると、医者に行くほどでもないけれど、どうすりゃいいの~と微妙な不快感と付き合うことになり、疲れます。医者に行くほどでもない、というところがポイントです。

 

自分がいつも繰り返している中に、因果関係が潜んでいる可能性がありますから、「いつもやっていることを振り返る」のが「私なりの対処法」

 

調子を崩すと、いつもは何でも無いことでも、滞ったりつまづくことがあるんですよね(人生と一緒です

 

私の中では、浮腫は腎臓が困っているイメージ。

おしっこがたくさん出たら浮腫は減ります。腎臓はフィルターのイメージ。浮腫むと、フィルターの目が詰まってきて、処理できる液量が減る、体外への排泄が滞るイメージ。だから腎臓ちゃんを休ませることが先決で、風呂上がりのビールぐびぐびを飲まないで眠るのが一番。ちなみに、今日は改善が見られますから、大当たり。

いつもの量でも、ダメな時はダメになるんです(人生と一緒です

「いつも」という感覚は大事で、危険回避に役立ちますが、うまくいかない時は「いつも」を疑うといいと思います。

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