太めの菜箸

薬品を使わない、普段使いの木の器作りをしているTOMATO畑が、太めの菜箸を発売。太さを変える。ほんの小さな事なのですが、炒めたり、肉や魚意をひっくり返す時の安定感が抜群に良くなるのです。

この菜箸、店主がリクエストした商品でもあります。

巷のスーパーや100均で売っている菜箸は、細いのですよね。

細いから、魚をひっくり返すのに身を崩しそうだし、長く持つから重い食材や大きい食材を扱う時に、安定感がなくていけないなと不満がありました。


商品化されて、実物を手に取り、店主大満足。

TOMATO畑の田中さんによると、野生の梨の木を使用しているとか。梨の木は、その実が水をたっぷり含んでおりますが、そうなるための導管(水を吸い上げる繊維)が多く含まれるので粘り強い材質なんだとか。耐水性も高く食器向きの材木なんですって。


ただ、いかんせん、TOMATO畑の材料は、原生林に自生している木を使っているので、こぶや節が多くて歩留まりが悪いなど、なかなか丁度いい材料を集めるのが難しい。

質が一定しない材料の中から、どうやって木取りしたら丈夫で長持ちする菜箸になるか、試作と経過観察に時間を掛けて、3年経ってようやく完成、発売の運びとなりました。

私がリクエストした時に、お椀やお皿のような容積が必要ないという点で、もしかすると、今ある材料を無駄なく使うための商品になってくれるかも?と雑談したのを覚えているのですが、結果的に、そんな思惑は叶わず、なかなか大変な開発になってしまったような雰囲気が、うっすら漂っております。(お疲れ様です、TOMATO畑のみなさま

入荷した菜箸をさっそく手に取ってみて感じたのが「軽さ」見た目に反して、軽いです。取り回し安い。もちろん、太い分、握った感じがしっかりしていて、安定感抜群。先細りなので細かい作業も楽々できそうです。

これはまず、ご自分で使って良さを実感して欲しいです。そして、これはいいと思ったら、お料理好きな方やお料理を日常的にされる方へ、贈り物にどうぞ。お弁当男子なんかに贈ると、見た目が地味な割に使いでがあるから、感動されると思います。

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