七夕飾り

環では季節を感じさせる和紙小物をいつも用意しております。季節を先取りで、店頭に陳列しているのが七夕飾り。

家の中で飾れるサイズの、和紙の笹枝と七夕飾り。

和紙で出来た笹枝に、七夕飾りに短冊。

提灯や西瓜、星に「梶の葉」…


梶の葉??と思い調べると、梶の木は平安の頃は神聖な樹木とみなされていたそうです。

梶(かじ)→天の川を渡る船の舵(かじ)と音が通じるので、うまく渡る→願いが叶うという験担ぎから、梶の葉は七夕では特別な小道具でした。その葉に墨で短歌を書き付け、お供えしていたそうです。

ググって画像を見てみると、複雑な形をしておりまして、自然の美しい造形。人の手では作れない複雑な美、美しい緑。貴族が雅やかなものとして扱った気分が分かるきがしました。

都会ではあまり見かけない形ですから、どこか公園で気付いたら、じっくり観察してみたいです。


話を戻して、和紙の七夕飾り。

こよりをつけて吊るすのは、ちょっとした工作になりますから、子どもと一緒に七夕の由来を話しながら、飾り付けを楽しんでみては?

店主の小さいころは、色紙とはさみで網を作った記憶があります。そういう、記憶をたぐりながら飾るのも楽しそうです。

そして、こういう飾りには、いちいち意味がこめられておりますから、その由来を調べながらだと、七夕の歴史や風俗を知ることは、大人になるほど楽しめるかと思います。

大人だけの七夕でも、いいですね。

短冊には、何の願い事を書きましょうか…

そういう時に変に真面目になっちゃう店主。

大体、「家族の健康」なんて書いちゃう方で、父がいつも神棚を拝む時には「みんなの元気を願う」と言っていたのですが、最後はそれが究極の願いなんだなと、いまでは自分もそう願うようになりました。

※来年も使っていただける紙の笹枝。

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