休店日@久松湯

休店日の本日は、友人と久松湯


桜台にある銭湯で、温泉を汲み上げており、建て替え後の印象がモダンで、都内の素敵銭湯10選に選ばれているとWebで見たことがあります。温泉は、露天風呂。しょっぱいお湯で、茶色に濁っております。


友人は建築関係の仕事をしているのですが、露天風呂の外壁タイルをわざとムラのある塗装で仕上げているのを見て「面白いことしてるね~」と一言。


何?と聞いたら、タイルの整った風情は無機質でつまらないし、温泉の成分で白い跡が着くだろうから、目立たぬようにという意図もこめて、塗装で「汚した」のじゃないかな?と言うのです。


本職の方の見方は、面白いですね。


ここは普通の銭湯なので、タオルに石鹸、シャンプー・リンス、全部持参前提。そのせいか、浴室は色気の無いプラスチック製のポンプ容器などが無くて、スッキリしている洗い場の様子が好感度大。

備え付けのシャンプー・リンスって洗い心地悪いし、ニオイが好きになれないし、あのニオイのせいで、空間が安っぽくなってる気もするので、何もかも持参前提の久松湯は、店主的には好感度大。

まさに老若男女、子ども連れが昼間っからやって来て、適度に混んでるのが賑やかで楽しげな久松湯。


練馬はいいなと思うのが、見知らぬ人同士が、湯船で会話を楽しみながら過ごしているのが自然だし、普通だというところ。お年寄りが「家にいたらひとりで誰とも話すこともないんだけど、ここへ来て良かったと思う」と笑顔の一言が印象的でした。


私の店に来た方を数名見かけるにつけ、私はここに住んでいるんだなと実感。どこで会おうが、お店の人とお客様という関係性に、気まずさが無いのが私の得なところ。「あら、こんにちは」「そういえばお店移ったのよね?」なんて裸で立ち話もおつなもの。


店で再会したら、久松湯談義で、また盛り上がることでしょう。


++-------------------------------------------++
いつか、一人暮らしのお客様に声を掛けて、
背中の流しっこ@久松湯を企画したいもんです。