鯉のぼり

林たけおのペーパークラフト「鯉のぼり」

シャープなライン、美しい透かし模様。
黒なのに、女性をも思わせる都会的なフォルム。

林さんの作るペーパークラフトは、
完成形がどこか色っぽいのです。

先月、お伊勢参りをした時に見た鯉は、
淡水魚とは思えないような大きさでした。
丸々と太った胴、重厚な魚。

林さんの鯉は、うらはらに軽快。
スピード社会の荒波も、
軽やかに乗りこなすようなイメージ。

こちらの鯉のぼり、関節が動く姿を見ると、
皆さん驚いて目がキラキラ。

私達が思っている「魚の動き」が再現されたリアルさが
面白くて仕方ないのでしょう。

店主、定休日に浅草橋へ行く用事があり、
鯉のぼりや兜飾りをツラツラと眺めて驚いたのが価格。
鯉のぼりって、結構お高いのですよね(笑

私の実家では、鯉のぼりは無かったもので、
あれがあんなにするものとは!!
心の中で、下世話な悲鳴連発でした(苦笑

この子、¥3000也。
今どきのマンション住まいの住宅事情にマッチした
素敵なサイズ感の鯉のぼりです。

A4サイズの紙に、この鯉のぼりは閉じ込められております。
パーツはレーザーで切り抜かれておりますので、
鋏でチョキチョキ切り抜かなくても
サクッと作れるようになっております。

関節を動かすために、黒い糸を少々。
黒い糸少々が魚らしい動きを作り出すのです。

それも、ペーパークラフトですから、
組み立てるあなたが、動きを作り出せるのです。

林さんは、グラフィックデザイナーが本業。

デザイナーと聞くと、色や形のセンスがいい人なんて、
大雑把にとらえている方も多いかと思いますが、
色や形だけなら、私やあなたが塗り絵をするのと
何ら変わりが無いのです。

自分が好きな色柄、形を見せてくれるのは、
たまたま起きる偶然の出来事と、
さほど違いはございません。

デザインは、情報処理。

表現したいことを物理的に存在せしめるために、
考えることはてんこ盛りです。

例えば、これを手に取る人は何を求める人?
その人達の求める価値を満足させるとはどういうこと?
どうしたら作れるのか、素材は?色は?重さ固さにおい…
製造方法は?安全性はどう?誤用しても大丈夫か?
量産や物流にのせるためには?・・・・・・

林さんの鯉のぼりのスタートは、多分こんな感じ。

●誰もが見とれる美しい意匠
●優美に泳ぐ、動き方
●誰もが作れる簡易な作り方
●コンパクトなサイズに凝縮し送付の簡便化

各項目にはディテールを作るための
小項目がぶら下がってきます。

林さんはサラッと「ね、これ、いいでしょ」って

簡単に言ってますけど、デザインって、

楽しいけど、最中は生みの苦しみ満載ですからね。

昇華しきった形が、この黒い鯉のぼり。

男の子の初節句に、お祝いをお考えの方、

これから社会の荒波へ漕ぎだす方へのお祝い、

立身出世された方へのお祝いなど、

林さんの鯉のぼり、ご検討下さいませ。

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 3末受付分は4末までに納品予定。
 オーダー、お待ちしております。