花のある生活

以前のお店は、

江古田の老舗カフェ「プアハウス」のお向いでした。


オーナー夫妻、とても風情のある二人。

たまに名物カレーを食べに出掛けては、

語らうひと時が心の潤い的なお店。


店主、プアハウスのカレー中毒。


中毒なんて書くと、物騒ですが、

敢えてそう書きたくなるぐらい、

プアハウスのカレーは、特別に美味しいのです。


和洋エスニック、どれにも似ていない味。


調子の悪い時にこそ、食べたくなるのと言えば

カレーのスパイスは漢方薬みたいなものだからと

穏やかに笑うお二人。大好き。


店内にはいつも枝物の花が活けてあり、

深いローストの珈琲を、ジャズの流れる

落ち着いた空間で味わえる、素敵なお店です。


そして、空間の清らかさは、

オーナーが活けるお花の関与率高し。


草花は、そこにあるだけで美しく、

気高さや清々しさや、

およそ人に備われば良しとされる魅力を、

物言わずとも体現してる存在だなと、

プアハウスの活け花を見るたび感じます。


食べられないし、枯れるもの。

命の美しさを思わせる、象徴的な存在。


お花のある生活は、安らぎますよね。


竹とガラスを組み合わせたシンプルな花活けあります。

これなら、一輪でも、庭先のハコベを活けても、

様になる花活け。


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