日本人ならではの思考ルートと行動が作る未来は明るいに決まってる(銀魂風)

想像以上に、ピール菓子や果汁がお客様に好評な【じゃばら】。

和歌山県北山村原産の固有種。
自然に発生した「雑種」だとか。
北山村は、生産量も全国トップで、先行の利で開発した商品もちゃんとあるし、つまり、実績がたくさんある産地。

 

和歌山産のじゃばらを取り扱うのが安定の選択のはずなんですが、環が愛媛県内子町のじゃばらをご紹介するのには、訳があります。

内子町では、これまでの主要産物であった葉たばこの代わりに、主要産物とするためじゃばらを選びました。土地にあった樹種であるということと、ナリルチンという機能成分の付加価値に魅力があったからと記事には出ております。(参考:えびめの食財ファイル )

 

農業は、1年単位で育てて収入を得る仕事。葉たばこは1年で収穫できますが、樹になる実ものはもっと掛かるのが普通。

天候など人為ではどうにもならない影響を多々受けますから、言うほど簡単な方向転換ではなかったと思われます。

背の低い樹だから、作業性もいいという判断もあったみたいです。ご他聞にもれず、農家の高齢化もあり、農作業を楽に楽しくすることは、後継者に定着してもらうことにもつながって行きますからね。

 

私の田舎の青森でも、今のりんごの樹は背が低い印象。私の小さい頃は、はしごを使って上って仕事してたのを見た記憶があります。日々のことだし、安全性も高まるし、これ大事。


内子町では、作る(1次産業)+加工(2次産業)+販売する(3次産業)=6次産業を進めております。内子フレッシュパークからり」という製造販売拠点を中心に、内子にしかない美味しいものを町民皆さんで作り出しているそうです。

例えば、今、環の店頭にならんでいる「じゃばら製品」だと、【手絞り】してます。

ナリルチンは皮と実の間のワタの部分に多く含まれるので、ワタを取り過ぎるとせっかくの機能成分が損なわれる。機械で丸ごと絞ると、これまた皮のえぐ味が多くなり、美味しくない。それじゃせっかく大事に育てたじゃばらのいいところが活かされない。

日本人ならではの思考ルート。

工業製品的に大量生産する効率化が求められてきたのは昔の日本。今は、モノ余り時代で、誰もが自分にピッタリなものを選べる時代。美味しさや健康は最低限の条件とも言えます。

だからって、実際に、組織だって非効率を選ぶバカをやるか、やらないかと言えば、やらないところの方が多いでしょう。それをやっているところが内子町の凄いところ。そう、店主は感じました。

作るところだって、進化中。

内子町では、堆肥を使用した土作り、農薬の使用量を規定、栽培履歴の明確化といった、独自に厳しい基準を設けて農産物を栽培しているそうです。

トレーサビリティという言葉は、ひと言で表現してしまうから簡単そうに見えますが、実際に実施する側にとっては大変な作業のはず。日々広い農地と、生きている果樹を相手に、機械的には済まない作業の連続の記録ですもの。

 

高齢化しているならデジタル化出来ない人もいるだろうし、デジタル得意な人もいるだろうし、アウトプットの統一だってひと苦労のはずです。お勤めされてる方なら、能力の差がいかに効率化の障壁になるか、経験済みでしょう?

 

6次産業なんて言葉が出来る背景には、作るだけの農業では市場的に魅力が無くなってきた/作る側としても収益性が上がらないということがあったかと思います。


今まで作ることしかしなかった方達が、製造業や流通・サービス業をも手がけるのですから、ゼロからのスタート、手探りが続いたはずです。きっと、その苦労は現在も進行中のはず。


スタートは、やらざるを得ない状況が目の前にあったからかもしれません。でもそれを推し進めるには、内子町の皆さんが、子どもや孫の世代に、明るい未来を残そうと決めたからなんだろうなと店主は妄想しちゃう訳です。


そんな妄想の果て、「じゃばらは愛媛、内子町推しで!」と盛り上がりまして、いま、環の店頭には、内子のじゃばら製品が並んでおります。

内子のような取り組みは、今後、

農業だけでなく、増えていくことでしょう。

日本は効率化や合理化を進めてきましたが、そろそろ行き着くところまで辿り着いた感もあります。価格競争という、お金だけの価値で物事を計ることに疲れを感じている方も増えてきているのではないかと思います。

お金や目先のこと以外にも、大事にしたいものは、誰の心にもあると思います。そこを、表に出して、分け与えるようなやり方が、今後は受け入れられていくのではないかと思うのです。

そう信じて、店主も環を育てていこうとしております。

内子フレッシュパークからり、機会があれば、
せひ訪問したい場所リストに追加しました。

 

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果汁100%を試しに購入されたお客様。

男家族が酸味と香味を気に入り、何にでもお醤油代わりに掛け回すほどなんだけど、焼き魚に掛けると美味しいわよ~とまとめ買いされていきました。手間は、味に反映されていると思います。