環のお向いにあるお店は、コレクター向けのソフビ人形専門店です。
「コスモナイトα」
そっちの趣味が無い方からすると、どこをどう見たらいいのやら、評価ポイントが思い浮かばず、「ううむ・・・」とうなってしまうかもしれません。
店主も、実はソフビ人形の魅力は、よく分かりません。
とはいえ、漆という万人受けしにくいコアな商品が扱いたくてお商売を始めた環とは、どこか通じるものがあると思っており、親近感たっぷりで見ている次第。
先日、ちょっと気になることがあり、相談に伺ったところで雑談タイムに突入。その時に、「ドールショウ」なる展示会を紹介いただきました。
(メーカー発売のお人形をカスタマイズしたり、衣装や小物を作り販売している展示会、という理解)
若い子の展示会で、浮きまくる自分を想像して出掛けたのですが、私よりも年上の方や、ご夫婦でいらっしゃってる方も多く、年齢層の幅広さにびっくり。
最初はおずおずと見ていたのですが、それぞれの作家さんの個性やクオリティが面白く、帰る頃には自分でもやってみたいなと思うほど、楽しかったです。
印象に残っているのは、リカちゃんの衣装や革小物を熱心に見ていた50代と思しき女性。お店の方と顔なじみのようで「この年になっても、これだけは止められなくて、楽しい!」と嬉々としている姿がとても幸せそうでした。
好きなものを愛でている時の幸せ感。徐々に形や姿を変え、その変化を楽しんでいるところが、やっぱり漆と似ているように思えてきました。
ひとって、自分の価値観に置き換えてみると、素直に理解出来るものなんですね(ドールショウを見てきた一番の収穫です。
昨年、お店の引っ越しのお祝いに、市松人形を作るrenkaさんからいただいた玉兎の着物作ろう・・・
会場内は基本、撮影不可だったのですが、1コーナー撮影できるところがあったので、そこで展示されていたお人形をパチリ。
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