竹+和紙+古布+柿渋。丈夫で軽い、一閑張のかご。

一閑張りというと、木や竹かごに和紙を貼り柿渋を塗って化粧したかごですが、元は柿渋ではなく漆を使っていたとか。(漆好きな店主、改めて、漆は生活の色んな所に使われてきた素材なんだなと感心。)

ちなみに、香川県の伝統工芸品に指定されております。
香川の丸亀団扇も、一閑張と同じ技法が使われている工芸品です。

一閑張の由来には諸説あるようですが、

●中国が明から清に変わる頃、日本に亡命してきた中国人が伝えた技法で、この方が後に「飛来一閑」と名乗ったので一閑張という呼称になった。
明から清に変わる頃というと、日本で言えば江戸時代の初期にあたります。
●農民が農閑期に作っていたので、ちょっと(一)暇(閑)な時に(張り)作ったと名付けられた。

●一貫目の重さにも耐えられるほど丈夫な作りから名付けられた。しかし、これは字が異なるから、ちょっと違うんじゃなかろうかと店主は思っております。

いずれ、庶民が普段使う日常雑器の類から、お茶道具や贅沢品のお道具やら、いろんなものが一閑張の技法で作られてきたのでしょうね。


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ご紹介する一閑張りは、仙台の「一閑張り 十貴芽季(ときめき)」のもの。中の人、小関とき子さんは、成熟した女性ならではの感性が光る方。バッグとして仕立てたものは、持つ方の装いを引き立てるような、落ち着きのある上品な色合い。

一閑張と聞くと、店主なんかは黒っぽいイメージを連想してしまいます。煮しまったような黒っぽい色。

でも、十貴芽季の一閑張は、柿渋を使って少し飴色がかった色合いなのですが、昔ながらの一閑張と比べたら、とても発色が美しい仕上げになっております。

 

和紙や古布をメインに、色や模様を重ねて重ねてコラージュしながら作られた一閑張は、美しさとともに、丈夫にもなります。和紙や古布の素敵な色柄のものをコレクションするという、前準備の時間もありながらの「コラージュの美」。眺めていて、飽きません。

前述の一閑張の名前の由来にも書きましたが、
一貫目の重さにも耐えられるほど丈夫ということで、一貫目はどのくらい重たいのだろうかと調べてみたところ、3.75kgぐらいとか。

あれ?想像していたよりも軽いなぁと拍子抜け(笑)どうも、昔のコイン1000枚分が一貫目ということで、「たくさん」の象徴的な単語だったのでしょうね。

とにかく、重量的にはもっと入りますから、普段お持ちのバッグより入らないなんてことはございませんから、ご安心下さい。


竹かごのサイズも、市場かごのようにドカンと大きなものは、一見見栄えがいたしますが、実際使うとなると、かさばります。そんなところも考えて、細身のマチのものも揃っております。

サイズと並んで大事なのが、持ち手、把手の部分。
曲がらない素材、竹そのまんまだと、正直扱いづらさがあります。今のファッションや、街なかや交通機関での身動きのしやすさを考えると、にょっきり融通がきかない固さは持っていて疲れるだけ。

小関さんの一閑張は、手当たりが柔らかな素材で把手が作られているので、オシャレ感もあって、持ちやすいです。
和装される方だけでなく、トートバッグ代わりに普段使っていただけたらなと思います。


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オフィスで使おう、一閑張。

会議室への移動など資料やノートPCやタブレットを持って移動する時に、あまり気を使わずに、ガサガサと入るだけ入れて持ち歩く、お道具箱ならぬお道具かごとしてもおすすめ。置いておいても風情良しで、個性主張に持って来いです。


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手持ちの和紙や古布を使って自分オリジナルを作ってもらいたいというような方は、ぜひ店主にご相談下さいませ。お問合せフォームより、メールをいただけたらと思います。電話やSkypeを活用しながら、思い通りのものに近づくようにお話をまとめていきたいと思います。


●トートバッグ