シンプルな塗立と拭漆の汁椀。どんな食卓でも馴染みのよい仕上げ。
店主が自分用に最初に買ったお椀は、山本英明さんの塗立椀でした。
使っているうちに、艶が出てくると知ってはおりましたが、
すぐに艶が出る訳もなく、毎日洗って拭く時に、特別何回も拭いてみたり、
早くツヤツヤしてこないものだろうかと、少しの変化も見逃さない勢いで、
毎日眺めていたものです。
まだ艶が育っていない塗立の漆は、どこか真珠の表面を思わせる光り方。
静かで控えめな光の反射は、それはそれで美しいものです。
艶が出ないかな?と思って使いながら、そのぼんやりした光も、
なかなかいいものだなと楽しんでおりました。
使っているうちに、段々とあるのが当たり前の器になってきて、
日々変化をうかがっていたのも忘れた頃に、美しい艶に気付き、感動。
最初は手触りが硬かった漆が、日々の使用で滑らかになります。
その手触りを覚えてしまうと、樹脂の塗り物のお椀との違いが
はっきり分かるようになります。
ひとは赤ちゃんの頃から、肌触り(触覚)から感じる気持ちよさや
安心感を敏感に感じ取って育っておりますから、毎日使うお椀の手触りは、
大事にする価値があると、店主は思います。
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拭漆は、木地にすり込んでは余った漆を拭きとってを数回繰り返す仕上げです。
木地の木目が美しく浮かび、ナチュラルな風情がお好きな方には根強い人気の仕上げです。
※具だくさんのお味噌汁椀をお探しの方は
「塗立・拭漆の大椀」をご参照ねがいます。
木地は木目が美しいケヤキを使用しています。
サイズ:∮115×H65mm
¥14,300
税込 / 送料別途
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