環は、贈り物を探しに来る方が多い和雑貨屋です。
細々した色とりどりな商品の中で、KONOITOのタオルは
ちょっと異彩を放っているかもしれません。
綿本来の生成り色だけ。
裏がガーゼのタオル類は薄手に見えるし、軽いし、
ちょっと、素っ気ないぐらいに映るかも。
でも、KONOITOのタオルの
「安心・安全な品質」
「柔らかくて、水をよく吸う、使い心地の良さ」
は格別で、リピーターが多い商品なんです。
・アトピーや敏感肌の方
・赤ちゃんがいらっしゃる方
・更年期の汗で困っている方
・介護や看病でタオルを使う方 など
どの方も、ご自宅にはたくさんタオルがあるのに
結局これがいいとリピートしてくれております。
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違いは、製法にあり。
KONOITOの宮原朋代さんからいただいた資料によると、
普通のタオルは、完成までにいくつもの薬品を使用。
工場によって異なりますが、大枠としては、
織りやすくするために糸に糊をつけ、生地を織ります。
出来た生地から糊などの付着物を取り去り、
白くするために(色柄を染めるためにも)漂白、
色柄を染め、柔軟剤で柔らかさを出して完成。
1)生地に残る糊などを除去するための薬品
苛性ソーダ、過硫酸ナトリウム、非イオン界面活性剤、
アニオン界面活性剤
2)真っ白な生地にするための漂白剤
過酸化水素、次亜塩素酸ソーダ、蛍光増白剤、
アニオン界面活性剤
3)柔らかくするための柔軟剤
反応染料、非イオン系界面活性剤
4)色柄を付けるための化学染料
柔軟剤、抗菌剤
そして、大体こういう薬品は繊維に残っていて、
敏感肌の方は、残留薬品に過剰反応して
肌のトラブルに悩む訳ですね。
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KONOITOのタオルは、
綿花の油分(コットンワックス)を残したまま作られ、
納豆菌由来の酵素の力を借りて、
タオルに残った糊や不純物、汚れを取り除いて終わり。
前述の工程でいうと、
1)生地に残る糊などを除去するための薬品
糊抜き酵素(納豆菌由来の酵素)
精錬酵素(納豆菌由来の酵素)
シュガーエステル
→ショ糖と植物性油脂から作られる食べられる
界面活性剤の一種で、食品添加物の分類の中では乳化剤。
パン、クッキー、チョコレート、キャンディー、アイスなど
たくさんの加工食品に使われています。
薬品ではないもの、3つだけ。
油分が適度に残る上に繊維が痛みませんから、
繊維の痩せも無いし、綿本来の柔らかさが味わえます。
漂白も染色もしませんから、生成り色。
KONOITOにとっては、生成り色は「安心・安全の色」
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アトピーの男性は、首元に巻くガーゼのマフラーを手に
「これ、ずいぶん柔らかいんですね、気持ちいい。
化繊だと痒くなっちゃうけど、これなら大丈夫そう…
今どきの若者風に巻き巻きしてみたかったんですよね…」
この方は、感触を気に入って下さったようで、
後日、フェイスタオルとバスタオルを買いに来てくれました。
子育て中の若いママさんが
「うちの子は何故かこのタオルしか口に入れないの。
何が違うんだか分からないんですけど、いいみたいで。」
とハンドタオルの追加とガーゼケットを購入されたのですが
「他のタオルケットより寝付きがいいみたいで、
出かける時はこれを持って行くとすごく助かってます」
ともう一枚ガーゼケットをお買い上げ下さいました。
肌触りの良さと、吸水性の良さ、乾きやすさ。
飾り気のないタオルですが、環のお客様に愛されているタオルです。
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