環便り(ブログ)

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ナイトミュージアム@顔真卿展

ナイトミュージアム初体験。

友達に誘われ、店を早仕舞いして東京国立博物館へ出かけました。

 

ひとり個人商店をやっていると、休店日は仕入れや打合せなどで明るい時間は潰れることが多く、公共施設の閉館は早いので、夜21時まで見られるというのはとてもありがたいなと思います。


以前にも、故宮博物館展で顔真卿の書は見たことがあります。

 

私自身は書道のたしなみも無いもので、何がどういいの悪いの、判断が出来ませんから、絵を眺めるような感覚で書を眺めた訳ですが、当時、思いがけず「何て美しい文字なんだろう」と驚いた記憶。

 

無知無教養なわたくしにでも分かる、絶対美があると思いました。

 

顔真卿展と銘打っておりますが、顔真卿の時代の前後の資料が盛りだくさんで、顔真卿以外の書、例えば草書の流れるような美しさにため息をついたり、見応えある展示でした。

 

個人的に面白く感じたのは、顔真卿の若い頃~晩年の文字の変化。文字が老成していき、味わいが増すのが分かりました。

改めて漢字はすごい発明だと思います。

 

私達2019年の日本人が見ても「愛」は「愛」と読めるし、分かる。伝えられて、使われ続けた事にも改めて思いをはせてみた。形としての美と、意味の美、文章としての流れの美。昔の物書きの才能は桁違いだったのだろうなと思います。

 

想像するとびっくりだったのが、髪の毛ほどの細さの筆で、細密線描で王羲之の書を模倣したものがあり、墨の調子や筆のかすれまで描かれていて、これが線描!?と呆れるばかり。人が一気に書いた勢いや流れを感じる模倣でした。

 

完成品が普通に紙に筆で書いたとしか思えない状態の資料なので、ふ~んと見過ごしてしまいそうですが、私は「これをどうやって作ったのか」常に気になる製作工程オタク。パッと見はただの文字だけど、その裏を考えた時に、その線描模倣の職人の技が計り知れなくて、ゾクッとしました。あれは、学芸員解説があればもっと良かったなと思います。

 

 

玄宗皇帝の書、嵯峨天皇の書など偉い人の書も展示されており、こなれた筆致。ああ、教科書や歴史本で見知っただけの方ですが、生きていたのだなと、感慨深く感じたりして。こんな文字を書く方は、どんな性格だったのだろか、そんな事も気になります。研究されている方は、そんなところからも読み解くのだろうか、なんて。

 

昔のドラマだと「普段丁寧な字を書く人なのに、この手紙は走り書きだ、よっぽど慌てるような事が起こっていたのかも。」なんてセリフがあったものです。今はメールだからフォント頼りですから、手書きの文字に現れる人柄や思いを汲むことを訓練しておりませんものね。

 

ふと、飛行機事故で最後の言葉を書いた手帳、または、残されたメモ発見を妄想。あの人の欠片が文字に宿ってる気がする→何かベタな設定だけど、結構泣けるなーなんて思ったりして(センチメンタル妄想)

 

「祭姪文稿」は行列が凄くてスルー。縁があれば、目にする日もあるでしょう。ベルトコンベア式に単に眺めるのは本意ではないので、後悔なし。

 

ナイトミュージアム、混んでいても、来場者が物見遊山系少なく、ゆったりした雰囲気で鑑賞出来ましたから、良かったと思います。他の美術館も、やっているところを見つけて、見に行ってみたいなと思いました。

(画像の半券、ポケットに突っ込んでいたからシワシワ)

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幸せへのプレリュード

昨日寝る前に読んだ本「人生を変えるアニメ」

私が大好きな声優さんの一人、平川大輔さんが「自分を切り拓く道を前にして」というタイトルで、初っ端に文章を書いておりました。

 

平川さんがラジオなどで話しているのを聞いていると、滲んでくる人の良さや誠実さ、優しさに癒やされる気がいたします。

今の平川さんは、もちろん年齢重ねた人間性の厚みや深さということもあるでしょうが、若い頃からとても繊細で丁寧な声の演技をされる方で、演技の幅も広く、年の割に老成していた方だったかと思います。

本の中では、ご自身が主人公の親友役をやったアニメ『巌窟王』を紹介しながら、転機に差し掛かった頃の自分について書いているのですが、水のように入ってくる内容と無駄のない美しい表現に惹きつけられ、眠いのに何度も読み返してしまいました。

(巌窟王は2004~2005年放映、ちょうど海外で働いていた頃で見逃しているアニメ。見てみたいです。)

 

リアルな人生の転機は、パツっと1秒で全部変わる事は少ないものです。生きる時間というのは、連続性の中で変化していくものだから、化学の実験みたいな反応は起こる方が珍しいはず。

 

実は後になって「あそこが転機だったな」と分かる程の時間+状況変化だってことが多いのではないでしょうか?だから、変化の最中にいる人は、変わりたい/変えたい心を抱えて逡巡したり、もがいて壁にぶつかるしで辛いものだし、いつ抜けるか不明で不安。

 

いつ、このトンネルを抜けられるのだろうかと、見えない先を見る、そんな感じ。

 

私は、しんどい時ほど本を読みます。

自分の心を代弁しているような表現に出会うと、それだけで救われる気がして、更にその物語の結末が好ましい雰囲気だったりすると、私もそうなりたいと奮起したり。私は、他にヒントや救いを求めるタイプなんですよね。

 

平川大輔さんは文中で、自分も声優だけで食べていけていない時期だったし、その不安が作品と配役にシンクロしたのかもしれず、だからこそいい表現が出来たし、あの表現は二度と出来ないと書いておりました。この振り返りは、数年経って変化した平川さんから出てきた言葉。

 

いい事からよりいい事が生まれるから、何もかもいい事だらけがいいなんて無い。苦しい切ないところから、何かをすくい上げる方の方が多いのではないかと思います。

 

前回のブログでも書きましたが、私達は生まれながらに、幸せ変換装置を装備しているのです。

 

今、切羽詰まっている方、今あなたの辛さは、幸せになるためのプレリュード(前奏曲)

 

大丈夫、何とかなる!ほんと、ほんと。


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幸せ変換装置

読みかけの本の中。

他人に夢と希望を与えるような作品を書く作家。

自分の事振り返り、自分が書く主人公と乖離している現実の自分に落ち込んでいるシーンがありました。

 

有りがち設定だと思いますが、何だか心に響きます。

 

作中の登場人物の人間性は、作家の中にもある要素なのだと思います。だけど、現実の自分は悩むし惑うし、ぐらぐらでグダグダ。

 

誰しもが感じたことがある話かと思います。

 

どうして自分はこうなんだろう、本当はこうでありたいのに…なんて葛藤は、辛く感じてしまう時もあるでしょうが、それが作品の夢や希望に変換されていく原動力になっているのではないでしょうか。そう思いました。

辛い思いはしたくないけれど、それがあるから、キラキラ美しいものが出て来る。皮肉に感じますが、因果関係としてはよく出来ている…

 

お客様と接する中で気が付いたのですが、劣等感や不足感を美しい何かに昇華する変換装置を持っていても、自分以外の誰かに知ってもらうアウトプットが出来ないと、自分の中でくすぶり続けてしまい、結局辛いままの方もいらっしゃいます。外へ出すのも大事な行為ですね。

幸せ変換装置が、ブンブン音を立てて稼働するには、自分以外の他者が必要。
 

と思うと、挨拶ごときでもいいから、そんな短くて簡単な事でもいいから、言葉を交わす相手がいるのって本当に幸せなことだと思います(自分に関わってくれる親兄弟、友人知人に感謝です

 

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もしも、そんな相手が見渡して居ないと悲しい気分になったなら、ぜひ江古田に遊びに来てくださいね。商店街の個人商店は、そういう時の受け皿になることが出来るオーナー揃いですもの。

 

 

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人生を10年20年スパンで生きる

またNHK-BSでイッピンの再放送でもあったのか、『枯れ葉のお皿』のHP閲覧数や電話問合せが増えております。先日は、5枚まとめて山口県へお嫁入り。

 

うちの漆器は津軽塗・木村正人さんに塗ってもらっておりますが、この『葉っぱシリーズ』を置いているのは、都内では当店ぐらいじゃなかろうかと思います。

 

生地は紙。竹の繊維が混ざっている紙で形を取り、そこに和紙を重ねて成形。だから、こんなに薄手。

 

薄いけれど、漆をたっぷり吸い込んで、しっかり硬化しているのでとても丈夫。贅沢なひと品。

 

漆器はバンバン売れるものではないから、そこに「こだわって」いるのは事業的に得策ではないのですが、だからといって絶対売れるものが分かる訳でもありませんしで…結果、自分がいいと思うものを扱うという事を「こだわり」と言い替えているとも言えます(苦笑)

 

でも、テレビで放映されると、短い時間でたくさんの方の目に触れて、欲しいと思われる方から問合せが入ってくる訳で、品物の魅力は十分あるのですよね。

 

明日からNHK-BS並みの発信力を手に入れたい、と思ってもなれる訳もなく、亀の歩みでも、身の丈の広報活動を続けるしかないのですなあ、、、

 

たまにこういう事を考えて、果てしない気分になりますよ、個人商店(寒い日は特に物思いしちゃうの、苦笑

 

ところで、先日読んだインタビュー記事。

字幕翻訳の戸田奈津子さんは、20年鳴かず飛ばずだったとか。20年目の正直で『地獄の黙示録』に出会い、大ヒットし、仕事の依頼が増え、実績が積み重なり、今に至ったそうです。

 

鳴かず飛ばずの20年間、それしかやりたいことが無いから諦めることも浮かばず、次こそはと20年。そんな内容でした。20年掛かっても、思った通りの結果が得られた戸田奈津子さんは、自分の翻訳家人生を振り返って後悔はしていない訳です。

 

もうひとつ。

「果てしない気分」は、持ち続けるのは苦しいが、忘れてしまえば叶えることも忘れそうです。だとすれば、苦しさみたいなものも、心の片隅に置いておくことが大事なのでしょうね…(生きることは、楽だけじゃないですなあ、、、)

 

現代は寿命が延びて100歳も夢じゃないとか。

いま50の私はあと50年掛けて、どんなことを叶えていけるだろうか。そんなロングスパンで人生を過ごせば、いま果てしなく感じていることも、なんてことなくなる日がやってくるかもしれませんね(だといいな)

 

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漆という素材も、100年掛けて徐々に強度を増し、そこから段々強度が落ちていく素材なんだとか。大事に使えば一生モノと言われる由来のひとつ。

 

お気に入りの漆器を見つけて、どうぞ使ってみてください。

 

枯れ葉のお皿はこちらからどうぞ

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インフルエンザに紅茶

本日はインフルエンザに関する興味深いニュースを見かけたのでご紹介。

 

三井農林・田中裕子さん「紅茶のポリフェノールがインフルエンザウィルスのスパイクタンパクと結合してウィルスが細胞に感染するのを阻害する効果があります。

 

周りの人にインフルエンザを移さないエチケットのために紅茶を飲むことは集団感染を防ぐ一定の効果があると考えています」

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190123-00020572-tokaiv-bus_all

 

簡単で美味しい方法で効果があがるなら、いい事ですよね。紅茶は体を冷やさないと言うし、冬の飲み物におすすめ。

 

環で取り扱っている吉祥寺sato's teaサトーズティーは、毎日飲みたい美味しさ。

 

ダージリン

ディンブラ

アールグレイ

アップル

オレンジ

ストロベリー

キャラメル、と7種フレーバーあります。

 

店主がお気に入りはアップルとアールグレイ。

今の時期特におすすめが甘い香りのキャラメルとフレッシュな香りのストロベリー。

 

7種各1入ったアソートがギフトに人気です。

 

※お買い得:7種各4入ったギフトボックスタイプ、パッケージ変更に伴い旧パッケージ分を値下げ販売中。

 

【紅茶の通販はこちらからどうぞ】

 

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Twitterで通りすがりの方からご指摘があったのですが、薬ではないし、研究者側から「行き過ぎた解釈はしないで」と発表されているそうです。何でも、これが効くと聞いて安易に動かないように、ということかなと思いました。営業ブログだからアオった自覚もあるもので、ここに記載。

 

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バレンタインデーがまたやって来る

また、バレンタインデーやって来ますね。

 

もう若くもないわたくし。チョコを渡したぐらいでキャッキャウフフな気分になれないし、そんなの高校ぐらいで終わりでしょ(今日の私は若干黒め

 

それに、男性は甘いものが好きではなくても、何かのバロメーター的にチョコを欲しがる。つまり、バレンタインのチョコレートは「形式美」

 

それに、当店40代50代の女性向けの雑貨屋をうたっておりますが、その世代の方が贈る相手って、ダイエットが必要で糖質制限していたり、もっと言えば、糖尿で本気で食事制限が必要な方も増える訳です

 

→リアルに、甘いものは一口でいい★

 

ということで、当店では、今治タオルのチョコレートハンカチ推し。形式美的に、形状に板チョコ感を残してあります。ナイスアイテムです。

 

このチョコレートハンカチは、半幅サイズなのですが、ポケットでかさばらないから実用的でもあります。スーツでも細身のパンツでも、ラインを崩さず持ち歩けるのがいいところ。

 

これは、女性にとっても同じこと。だから、友チョコ、義理チョコ代わりにもおすすめしております。

 

何しろ、チョコは食べたら忘れられちゃうけれど、ハンカチは使うたびにあなたのことを思い浮かべてくれるはず→それがほんとの狙いだったりして(黒笑)

 

ミルクチョコ、ホワイト、抹茶、ストロベリーの4色あります。【ご注文はこちらからどうぞ

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とんぼ玉の中の小さな宇宙

真ん中に糸を通す穴が開いているガラス玉を「とんぼ玉」と呼ぶそうですね。

 

とんぼの目に似ているから「とんぼ玉」と呼ぶようになったと書いてあるものを見て、その名称が出来た当時に作られたものの形が、トンボの目に似ていたのかな?と想像。語源は、結構曖昧なところがあるようです。

 

正倉院の宝物に、とんぼ玉も入っているそうですよ。製法と材料も一緒に保管されていたとか。ということは、天平時代には製法が伝わっていたことになりますね。

 

とんぼ玉が庶民のものになるのは戦後で、平安の頃は仏教美術の装飾に使われ、高貴な方々しか目にすることが出来なかった模様。

 

江戸時代、長崎の出島に入ってくる舶来品と一緒に、欧州の製法や技術が入ってきて、ようやく安く作れるようになり、かんざしなど身近な装飾品に使われるようになります。

 

明治の頃に一旦途絶え、昭和の戦後に製法や技術が復元され、今に至ります。

 

同じ素材を使っても、出来上がりの色形がひとつずつ違うところが面白いです。小さい粒の中に、奥行きがあって、ひとつの世界が閉じ込められているようで、見飽きることがありません。

 

小さな宇宙。とんぼ玉。

お気に入りを見つけてください。

 

根付に仕立ててありますが、パーツとしてお使いいただいて、オリジナルのアクセサリーに仕立ててみても素敵だと思います。

 

※通販ページは【こちら

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夫のちんぽが入らない

1/16、17と久し振りに連休。

本当は、足を運ばないとインプット出来ない情報を求めて、外へ出掛ける時間にした方がいいと分かっているのだけど、冬だし、気が乗らないのでそれも止め。

 

頭の中を空っぽにして、自分を甘やかす休日に。

 

読み直したかった長編と、人から借りた小説達。

昼夜関係なく読み耽る。眠くなったらごろ寝。

 

長編は、自分が読んだ後に、レビューで「続編まで読んで欲しい」というのを見かけて、改めて続編が入っている上下巻を書い直した本。こちらは、続編まで読んで余計に号泣したし、言葉に出来ない気持ちを抱えることになりました。後日ブログに書こうと思います。

 

その他にも数冊読んだのですが、中でも、「面白いから貸してあげる」と貸してもらった私小説『夫のちんぽが入らない』が凄くモヤっとする内容で、居心地悪くて印象的でした。

 

タイトルは、一時話題になっていたので知っておりましたが、読みたい気は起きないタイトルなので、素通りしておりました。予想していた内容と違って、淡々と『ひどい話』で、引き込まれ一気読み。

 

私小説は、もともとあまり好きではないので、一気に読めたことはこの方の文章のちから。そして、私にも、この主人公のように、息をするのも苦しいぐらい生き辛かった時間が、どんな年齢の時だってあったこと、それも、随分あったことを思い出して涙。

何で忘れちゃっていたんだろうか。

でも思い出しても当時のような苦しさも無い。まあ、終わってるし、継続していないから当然か。 

 

物語は、経験値が低い大学生の頃からスタート。

何だかいちいち仄暗い表現で自分とその周りを見ている印象。

 

ちっとも花が無くて、世の中はそんなに都合よくないと現実をよくご存知で、いい事を表現しても仄暗いし、悪い事だとほの暗さ倍増でシニカルで、読んでいてしんどい。解決もできないまま次がやってくる。死んでしまおうと浮かぶような描写もありながら、主人公は試行錯誤したり、時に諦め、辛さとの対峙を一旦休んだりしながら生きていく。

 

気が晴れるような事やいい事なんて、空から降ってくることは無い。

他の誰かがどうにかしてくれることも無い。

自分がどうにかするしかないんだけど、出来ることは自分の頭と心の中だけ。

だから溢れるほど悩み苦しんでも、解決することは出来ない。

でも囚われて考える。

 

私の20代30代の悩み方とそっくり。

 

そして、時間の経過で自分も周りも変化して、永遠に続くかと思っていた苦しみが、慣れも出るのか、何か変わってきた兆しを見つけ、でも急にスイッチは切り替わらないから仄暗いまま時を過ごし、生きていく。それがまた、しんどい。カラッと晴れて欲しいのに、ずっと片隅にあり続ける。

 

50代になった私は、6歳頃からこっち、押しつぶされる苦しさを少なくとも40年間味わってきたベテランとなって今、生きることは辛さもあるが、基本は楽しい/美しい/温かい/幸せといった、キラキラした意味付けをしたがるようになりました。「しんどい」と意味付けをする自分がいたらしんどい。違う意味付けをすればそうなる。そう腑に落ちたから、そうするようになりました。

 

私がキラキラ意味づけをしたところで、私の人生は夢見る通りになることはございませんよ。分かっています。でも、そうすることで、私はどちらへ向かおうとしているのか、自分への意思表示にはなるから、嘆き儚むのをようやく50になって止めることが出来るようになりました。私は、これを「良い事」と認定しています。自分の人生の中では、実感出来る良い事だから。

 

そして、他人様は他人様で、意味付けや価値観が存在するから、私の考え方は適応不可。分かっているんだけど、主人公はどうしてこんな風なのだろうかと、消去法的な幸せルート検索が続くと、どうして?で一杯になって、別に誰も死なないし、みんな何かを抱えながら何とか社会生活を送っているというのに、最後まで読んでもモヤっとしたまま。居心地悪いし読み返す気にもなれませんが、印象が強烈でなかなか抜けてくれない。

 

私の知人で、私から見たらしんどそうな人生の方もいます。

その方達は、変な前向きさは無いし、だからといって辛さに浸ることもない。口から出る内容が、救いが無い、希望も無い。そういう人と話をすると、私ならこうするのに…ということ(例えば変化を求める努力や状況打破の反撃など)を全くしないで状況に甘んじているので、どうしてこういう生き方をするのだろうかとずっと疑問でした。

 

この物語の主人公のモノローグの中に表現される思いを読むにつれ、気づいてしまったのですが、「あれ?私だって心の中で最中に激白している内容は実はあんまり変わりが無いよ!ということは、私も本来はこんなに淀んだ人生で、傍から見たらどどめ色かもしれないんだ…」という事実。

 

ということは、知人達の人生も、私にはしんどそうに見えても、そうではないという可能性にも思いが至りました。灰色に見えていた彼ら彼女らの人生が、今の私の状況よりもうんと幸せな実情かもしれないのだと気が付きまして、結構衝撃を受けてしまいました。ほんとうに…(苦笑)

 

「人の幸せは、自分の尺度で計りきれるものじゃない」と先日思っていたくせに。

逆もまたしかりで、勝手に判断されたら不愉快じゃないか。

ああ、私ったら、でも自分のものさし当てて、判断しがちだな、気をつけよう。

 

いつか自分の意味付け着色無しで、誰かの幸せを見られるようになったら、この本の表現にも主人公のキラキラが見えてくるんだろうかと思いつつ、どこか居心地悪い読後感を持て余し中。

 

私はどこまでも自分のものさししか持てないから、自分のものさしの尺度を増やすべく人生の勉強するしかないんだろうな。(1つの縮尺しか測れない直定規→6つの縮尺で測れる三角スケールになる感じ)

 

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自分が幸せになるためには、自分のものさしがあることが大事だから、変に他人に合わせることなく、自分のものさしをまずは大事にしますけどね。

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江古田いいとこ一度はおいで

本日も営業しております。

 

今日は、いい天気で、昨日と比べたら暖かいし、伸びやかな気分です。陽の光を浴びたいので、徒歩で出勤。

 

店の近くの喫煙場所でタバコを吸う人も、ゆっくり空を見上げて眩しそう。

 

「江古田は今日も平和だ・・・」なんて思いながら、ギシギシいうシャッターを開けていると、風に乗ってコンビニ袋が飛んできました。

 

荷物を中に置いたら拾いに行こうかと思ったところ、タバコを吸っていた若い男性が、凄く自然に、ゆったりと追いかけて拾い上げ、やおら自分のポケットに入れようとするではありませんか。

 

ゴミは私が捨てますよ、と声を掛けて回収。

目が合うと「暇だからつい」と取り留めのない一言。きっと照れ隠しだったのでしょう。おばちゃん、メロっとなりました。

 

笑顔で別れましたが、何となく心の何処かでつながっている感じもいたします。彼のおかげで、今日一日、笑顔でお店番できそうです(ありがとう

 

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画像の節分柄は廃番でラスイチとなりました。

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ふるさと祭り東京2019

当店で取り扱っている、林たけおの鯉のぼりが表彰される日。本日は、お店を休みにして東京ドームへ。


『ふるさと祭り東京』というイベントに付随したコンテスト『日本のおみやげグランプリ』で、グッズ・ノベルティ部門で「デザイン賞」をいただきました。

開催期間中は、あの広いドーム内に大きなステージが設置され、日替わりでご当地のお祭りが実演披露されたり、すごい数の屋台が設置されて、各地の美味しいものが食べられたり、飲めたり、買い物が出来ます。

 

本当は、授賞式に参加するつもりで出たはずなのですが、会場の広さと人混みを侮っておりました…方向を見失い、スタッフパスを下げている方にステージ場所を聞いても迷い、何回目かの問合せに「申し上げにくいんですが、多分もう終わってるかと思いますよ」

 

方向音痴を呪いたくなりましたYO(涙

 

表彰式といっても、出なきゃ出ないでもいい扱いでしたし、気を取り直して受賞商品の展示ブースをのぞきに行きました。

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シュレッダー

本日から、世の中が通常運転へ移行した空気感を感じております。今年も、尊い繰り返し、生きること、仕事することを、楽しんで味わおうと思います。

 

今年は初めて三が日営業をやってみました。

実態は、毎年やっている棚卸しと大掃除がてらの営業で、力抜け抜け、力抜けな、ゆるゆる営業。

 

前なら2日掛けて深夜まで頑張ってやっつけていたのですが、今年は体力や集中力が持たない気がして、日数を増やしてみました。

 

お客様と新年の挨拶を交わしながら、楽々で数え終わりましたから、これで良かったなと思っております。

 

仕事に時間を費やす事を良くないことと認識すると、とかく早く終わらせたいと心を亡くして詰め込み勝ちですが、中年となり、若い頃と同じスピード感では出来ないようになって、初めて自分の実力と見合う作業見積りが出来るようになったなと、ちょっと苦い気分。

 

若い頃にそれが出来ていたら、同じ結果を出しても、受け止め方が違ったろうなと思って。もっと自己肯定してたんじゃないかなと思って(笑

 

そんな感じで、営業していた三が日なもので、お客様とも普段よりゆっくり会話を楽しんだ結果、画像の電動シュレッダーを借りることになりました。通販の伝票を破砕したかったのですが、手持ちの手動シュレッダーは1枚毎なので、手首も痛むし面倒くさいやと思っていたら、引き寄せてしまいましたYO

 

隙間の時間でシュレッダー作業。

自宅押入れに保管していた書類も引っ張り出し、どんどん破砕。

自分の手動シュレッダーを使っていたらこんなに早く終わらないよな。というぐらいのスピード感で終了。

 

自動化や機械化で、自分の実力以上の仕事を処理できることは有り難いことですよね。

 

けれど、自分の手でどれだけのことが出来るのかは認識できなくて、一度自分の力を超える事が出来ちゃうと、次も出来ると誤解する。それに、道具がやってくれた仕事を、自分でやったと誤解する。その誤解のせいで、気持ちが大きくなって、努力すれば何とかなる気持ちになり、前向きにがんばれたのも確か。

 

そして、機械や道具が通用しないような場合に、自分の力でどうにも出来ない事が無力感に苛まれてきたな、自分。と過去を振り返ってみたりして。

 

私は、出来ることしか出来ないから、出来ることを淡々とするしかない。見たことも無い凄い方法なんて、浮かぶものではないのだから、焦らず地道に今年も、尊い繰り返し、生きること、仕事することを、楽しんで味わおうと思ったよ、というお話でした。

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大晦日のご挨拶

本日は、棚卸ししながら営業中。

ちょっとひと休みで年末最後の投稿をば。

 

皆様、今年一年のご愛顧、どうもありがとうございました。

 

当店は、生活必需品や日用の消耗品を扱っている訳ではありませんから、皆様の心のゆとりを頂き、細々と営んでいる雑貨屋でございます。

 

皆様お一人お一人に支えていただき、商店街のお仲間に助けられ、今年も無事最終日を迎えることが出来ました。

 

感謝いたします。

 

小さな個人商店ですが、お客様を楽しませる事ができるように、来年も精一杯頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

ご家族の皆様と、穏やかな大晦日をお過ごしくださいませ。良いお年を!

 

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何度かお知らせしておりますが、棚卸しがてら、1月3日まで三が日は営業いたします。(13:00~18:00)

 

新年に、「おめでとうございます」とたくさん口にすることは、ご自身の運気を上げると言われます。

 

初詣の帰りに、暖を取りがてらお立ち寄りください。一口だけですが、暖かい飲み物を提供いたしますので、そのひと時、寿ぎの言葉を掛け合いましょう!

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バンザイ亥

美彩さんの干支飾り「バンザイ亥」

 

元ネタは、『道頓堀グリコサイン』

あの脳天気な感じ、いいですよね。

 

新しい年を、新しい時代を、明るく元気に走り抜けろ的な意味合いで彫ってもらいました。

 

腕も足もいい肉付き。

なかやまきんに君みたい。

 

そう思ってみると、心なしか、つぶらな瞳がきんに君。

 

【お迎えしたい方はこちらから】

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タンカーくじら

本日は今上天皇のお誕生日。おめでとうございます。

 

巷では、『平成最後』という枕詞が溢れておりますね。私が社会人になってすぐに平成は始まりましたから、会社員人生=平成。気づいたら30年も経っていたとは!

 

「平成」という元号を最初に見た時は、限りなく「平凡な印象」でした。バブル崩壊、おかしなテンションだった日本が馬鹿騒ぎから覚めて、地道で平穏な時代になるような予感を持って迎えた記憶。

 

でも、全然平穏ではありませんでした、、、

皆さんだって、振り返れば、いろんな事があったでしょう?

 

今も社会情勢は落ち着かないし、次のひと時代は、もっと激動の予感がしております(この予感、外れてくれたらいいのだけれど

 

美彩さんに、人生の荒波をものともせず泳ぐ、大きなマッコウクジラを彫ってもらいました。過ごした時代の出会いと思い出をその身に積んで、もっと遠くへ、時には深く、次の時代も泳ぎ回れるようにと願いを込めて、タンカーくじら。

よく見ると、笑っているような目元。

 

そうか、激動だとしても、楽しんで過ごせるなら、それもいいですよね。

 

※マッコウクジラのマッコウ=抹香。腸で生じる結石が龍涎香と呼ばれる香料の元だったことから抹香クジラと名がついたそうです(豆知識)

 

 

【くじらのお迎えはこちらからどうぞ】

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和菓子の木型あります

本日は、古物商の環。

「和菓子の木型ございます。」

 

廃業された和菓子屋さんから、和菓子屋さんへと伝えられ、残った木型です。

鶴亀、菊に竜胆、梅に鯛と、おめでたい柄が揃っております。

 

実際に使用されていたもので、かつ昭和の中後期に使われていた古い木型です。シミや汚れがありますが、それが味わい。

 

商店街の「和菓子屋ささや・創業67年」に聞くと、木型を彫る職人さんも減っているので、今時こんな型は見なくなりましたよ、とのこと。

 

面白いのが、昔の和菓子のサイズは大きかったようで、ささやさんに言わせると「こんな大きな鯛の落雁、きっと昔のお祝いごとで出たのかな?って思うけど、今の人はこんな大きいの喜ばないし、食べきれないでしょう?嗜好も変わってきてるしね(笑)」

 

お菓子作りに使っていただいてもいいですし、インテリア装飾に活用していただいてもいいですし、まあ、何かこういうの欲しいという方いらっしゃったら、ご来店いただいて、店頭で眺めてください。

 

大小様々あります。

小さい単純なもの300円~大きくて複雑なもの1500円ぐらいで出そうと思っております。

 

年明けて、時間が出来たらHP通販にもUPする予定(予定は未定★

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朝になっても吹っ飛ばない。KONOITOのガーゼマスク。

KONOITOガーゼマスク入荷しました。

 

これからの季節、就寝時の喉におすすめ。

朝起きたらマスクが吹っ飛んでる方は、まずこれを試すべしです。試すというか、手放せなくなること請け合い。

 

立体的なフォルムなので、マスクの内側に空間が出来ますから口紅がマスクにつくことナッシング。

 

ゴムが痛くない、肌触り良し。

薬剤を使わず精錬した綿の柔らかさ。

薬剤不使用で精錬しているメーカーは、まず見当たらないのではないでしょうか?

 

有名ブランドの今治タ●ルの基準を見ても、糸に関する品質基準はうたわれておりませんからね、薬剤不使用の精錬って普通じゃないことなのです。

 

洗っても形が歪むことがほとんどありませんし、洗ってもへたりが少ないし、洗うたびに「おや、この生地は何かいいな」と実感していただけるはず。

 

お友達のお店・音楽喫茶アカシア家では、KONOITOのバスタオルを使ってくれておりますが、何度も洗っては使った結果、なるほどこの綿は違う!と言っております(ステマ~

 

呼気で湿ることで綿は毛羽が絡まりフィルター機能が働きます。花粉だって92%カットする程度には高性能。

 

ちなみに、男性の愛用者増加中。

クリスマスプレゼントにもオススメです。

 

お求めはこちらから

 

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幸せ叶いますように~福助亥

美彩さんの「福助亥」

にんまり、じんわりほくそ笑むようないい事が起こりますように。

 

福助と言えば、私などは足袋、靴下や下着のメーカーを思い浮かべてしまう昭和世代。件のメーカーも会社のマークとして使っている「福助」は、字面といい音感といいおめでたいイメージ。

 

「叶福助」さん。名字からして、おめでたい。

頭を垂れてお辞儀をしている様子が思い浮かびます。

 

お商売をやっていると、お客様に「ありがとうございます」と頭を下げる日々。「ありがとうございます」とお辞儀はセット。

 

たくさん、たくさん繰り返せるという事が、ご愛顧を体で確認する行為になりますから、わたくしにとって、頭を下げることは「いい気分へのスイッチ」になっております。

 

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福助の由来をググると、諸説ありましたが、中でも身体障害の容姿を転じて縁起物になったという説に目が留まりました。

 

低身長で大きな頭の障害を持つ福助が見世物小屋に出ていたのを、旗本のご子息が遊び相手にと所望。福助を迎えてから旗本家は良いことが続き、福助は寵愛される。後日、福助は女中と所帯を持ち、自分に似た「福助人形」を作る。福助の死後に、福助人形は流行。

 

死後に流行るあたり、福助が生きていた頃は平穏だったのが、後世になったら人々がハッピーでラッキーな人生を切望するような世情になっちゃったってことかもしれませんね(うっすら黒笑 考え過ぎ?)

 

小さな小さな、福助亥

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餅焼き亥

美彩さんの「餅焼き亥」

 

冬になると、私は植木鉢を火鉢代わりに、灰を入れ、炭火をたいて暖を取ります。

 

炭火の香りを楽しみながら、穏やかな暖かさを手元に感じるのはとても幸せなひと時なんですよ。

 

で、ひと心地つく頃、毎年毎度「五徳を買ってきて網焼きしたい」と思うのです。

 

その欲望を、美彩さんに彫ってもらいました。

 

金網に注目です。

 

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着物スヌード

着物スヌード。

軽くてあったか、華やかなひと品。

 

表地は絹の絞り、オレンジ。

裏はポリエステルの赤っぽい手毬柄。

 

1点ものです。

 

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モデルはモデルはお友達の音楽喫茶アカシアのフッキー。

小竹向原駅A2出口前の喫茶店です。

ハンドドリップの美味しいコーヒーを、趣味の良いカップで提供。

カレーが密かに人気のお店。

午前中に、趣味のお教室もいろいろ開催しております。

 

音楽喫茶アカシアHP

 


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大奥1~11巻/よしながふみ

よしながふみの大奥を初めて読んでおります。うちはTV無いからドラマも見てないし、予備知識無しで読み始めた。

 

面白いとは思うのですが、切なくてしんどくて、体のどこかが痛む。読んでるとどんどん傷ついていくような気分。

 

大河ドラマ的に歴史の流れを描いているので、各巻でその治世での主要人物の浮き沈みや死が出てくる。

 

設定世界内では「起こったこと」「事実」として受け止めなくちゃいけないので感情移入すればするほど辛くなります。

 

今の時代の私の感覚で見たら、たったひとつの思い出にすがって何十年も生きて死ぬとか、どうも幸せに見えないような人生なんだけど、登場人物にとっては「大切なよすが」となってたりする。

人生の時間感覚や、思いを抱き続けるモチベーション維持とか、自分のリアリティからするとあり得ないもので、きっと理解できないせいで困惑しているのだろうなとも思います。

 

他人の幸せを、自分のものさしで判断してはいけないなと思います。

 

一方で、自分の中の幸せものさしの存在にも気が付きます。

結構がっちりなものさしで、そこから外れた現実が転がってると、不幸せに見えるし、不幸せに感じてる。

 

自分の柔軟性のなさを感じます。

全然、自由さが無い気がします。

年を取って頑固になったりする、アレと似た変化ですかねぇ、、、

もうひとつ。
「これは、ハッピーエンドの話」など、カテゴライズして自分の経験した枠の中に収めて見ることが出来なくて、読んで胸苦しいんだろうなとも思っております。

 

いい作品だと思うけど、苦手。

 

こういうの、最後まで読まないと、不完全燃焼感が払拭できそうにないので、最後まで読まないと…
(只今11巻(義務感、苦しい

 

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高校の友達いわく、11巻ぐらいだとまだまだ辛い話がしばらく続くよーとのこと。

はあああ~~、、、そうですか。

私の中でいまのところで一番印象的だったシーンが、2巻の万里小路有功が、無茶な素振り1000回でぶっ倒れて「そこまでやらんでも」と言われ「もう何も考えたくないんや」と言う場面。

 

あの絶望感、半端ないったら。

全編通して漂ってる気がしてます。



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