恐れの裏にある幸せを知る

窓辺の手ぬぐいを節分に変えました。

 

クリスマス~お正月~節分~桃の節句~端午の節句と、手ぬぐいを飾る方にとって、年末から春に掛けてが、一番楽しい季節かと思います。

 

近所のスーパーで、節分用の豆が出ており、とぼけ顔の鬼のお面が付いているのを見ると、怖い鬼の権威が随分落ちた気がいたします(笑

 

節分の鬼は、

疫病や、人の心の中の闇や悪(煩悩)の象徴。

どの時代の人々も共に、どうにもならないものとして恐れたものなんでしょうね。

 

見えないもの、分からないものを恐れる気持ちは、根源的で、どの時代でも恐ろしさの共通項だったはずなのに、昭和後期ぐらいから、段々「非科学的」なものへの恐れを、軽んじるようになってきたような気がいたします。

 

鬼の面がとぼけ顔なので、鬼なんて居ないと忘れてしまいがちですが、コロナひとつとっても、まだよく分からない病気は多いし、身勝手なエゴで犯罪や紛争を起こす輩はいる。誠実に生きても、誰かの瑕疵で私達の命は簡単に失われることもある。

 

健康でささやかな喜びを糧に生きる日常は、とても有難いものなんだと思い直すきっかけの日として、節分を過ごせたらなと思います。

 

とりあえず、豆は「魔滅、魔を滅する」に通じるそうですから、年の分、食べようと思います。

 

節分の豆 年と共に食べる量が多くなり(自由律俳句※

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