新聞折込チラシ

開業来、初めての新聞折込チラシ。

 

今まで試したことがなかったのですが、逆に言えば、自分ひとりで出来ることで、他のあれこれはやって来たつもりですし、継続もしているので、新しい変化を求めて、今まで手を出した事がない手法を試してみました。

確か、試してみようと思ったのは春先だったような…なのに今まで手が動かない、頭も回らない。本当に年齢とともにスピードダウンしております。

 

時々に目の前に起こる事柄との兼ね合いもあり、スルリと動かせない物事は放置・熟成の後、タイミングとなれば大きく動かすことが増えたような。。。

フットワークの重さがお年頃らしさと思いつつ(いいと思っていない)、一方で、周囲や自分の流れとは無関係に、誰かに決められた締め切りに、無理やり帳尻を合わせようと力押しで仕事するストレスはゼロですから、これはこれで、いいのかなと思っております。

 

新聞の折込は、基本的には「高齢者ターゲット」の媒体。定年退職しても、新聞を取り続けるという経済力がある方向けの媒体。と、一般的には思われております。それ、本当なのかな?というところもあり、反響が楽しみでした。

折り込んだチラシ内容は、環を知らない方向けを意識。
定番の商品紹介と共に、今回の目的、「漆器や着物を断捨離したい方と使ってみたい方をつなぐ」を激白。(何を考えてどうしたいのか、HP内で説明しているページへ飛びます。お時間ある方は、どうぞ読んでみて下さいませ。

ザクッと書くと、
漆器や着物が廃れていくのが残念。
好きな若者だって多くいるのに、手に入れるハードルが高くて、簡単に買えないから、始められない方も多いと分析。

断捨離したい方から無料で譲り受け、手直ししたりで安く提供したり、場合によっては無料提供しながら、初心者に対して、使うという機会をつなぐ。

やっぱりいいぞと思った若い方は、ハードル下がるはずだから、新品を買い求め、使い続ける可能性が増える→漆器や着物、関連工芸の作り手達へ、仕事がつながるかもしれません。

祖父母、両親など、血脈・血縁で継承してきた、風俗や習慣が途切れるなら、血縁越えた世代間の交流で補ってもいいと思う方同士を、つなぐことが出来たらいいな、というお話。自分の損得を越えて、民族としての文化継承を考えると、今の時代は、血縁越えないと、カバー出来ない状態じゃないのかな?という、問題提起。

友達の店、昭和レトロ雑貨+着物のお店「ガラクタや ネバーランド」さんが、着物なら協力したいと申し出てくれたので、仲間がいる安心もあって、始めた一歩が今回の新聞折込でした。

ぶっちゃけ『あなたの要らないものを下さい、私がそれを安く売ることで、儲けたいんです』という風に曲解されたらどうしようかと、不安を抱えてのリリースでした。

でも、折り込まれてからやってきた数人の方から頂いた言葉は、心配の真逆で、「売ろうかなと思っていましたが、役に立つならただでいいから、出したいと思いました。あなたが書いてくれたので、気持ちが決まったわ。」というもの。

 

じわりと、感激。

 

中には、チラシがきっかけで、仕舞ったままの着物を、もっとちゃんと着てみたいと思い出したという方もいらっしゃいまして、お直しの方を紹介して欲しいという申し出もありました。着てくれるなら、ストレートに着物が活きますから、素敵な余波。

多分、着物に関しては、着れないサイズが大半かと思います。でも、着方の手順を覚える練習用には、丈や裄が間に合ってなくても、使えるはずですから、差し上げてもいいし、持ち続けるのがしんどいという方には、貸出してもいいし・・・

教える人は、訪問着付け美容師の伊藤じゅんこさんが協力してくれるはず。小竹向原駅の音楽喫茶アカシアのフッキーも協力してくれるはず。私のカリスマ美容師の美容室FESTAきょうこさんだって、きっと協力してくれるはず。

「うちに来てくれたら着方を教えられるわ。ああ、その前に、家の中掃除しとかないと。掃除しますわ!」と声を掛けてくれた方もいらっしゃいました。

環のチラシに反応して下さる方々は、どうも真面目で明るい系統みたいです。

ちなみに、通説通り、断捨離世代がやってきますから、新聞折込は高齢者向けの商品・サービスについてのチラシなら、反響が望めるかと思います。

以前は、自力でポスティングもやっていたのですが、最近はweb発信ばかりかまけておりました。webも、反応をもらうまではかなり時間と労力が掛かるものなので、注力した経過は疑問無しなのですが、これからは紙媒体も効果的に使ってもいいと思える結果でした。

次は、使いたい方へ届けるルートの準備を、試行錯誤しないといけません(頑張ります!