いつか来た道

仕事の打ち合わせで、若い起業家に出会いました。

自分の事、

最近起業した後輩、

起業後苦労しつつも、やりがいを感じて頑張っている友人・知人、

 

そんな顔を思い浮かべ、その方としばし話し合いました。

 

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事業が軌道に乗っている方にさえ、これを言うとキョトンとされることが多いのですが、私は、仕入れさえ、自分が隠して守るべき秘密と思っておりません。

何故なら、お商売は、同じ品を扱ったとしても、店の立地が変わればお客様が変わり、中の人が変われば売り方や接客が変わり、時間的な継続で見たりすると、様々条件が一致しないので、誰かが真似たところで同じようにはならないという確信があるのです。

うちの店の隣りは、似たような面積の空きテナントですが、隣にコピー店舗が出来たとしても、同じようにはならないと思います。完コピで真似してもらって、より左団扇で暮らす近道を見つけてもらって、教えて欲しいぐらいです(黒笑

私は、自分が開業時に、先輩経営者に私の思いを長時間聞いてもらい、事業計画に対してアドバイスをもらい、今があるので、同じように誰かに返してあげることで、恩返し的な事をしたいと思っているのかもしれません。

起業家さんと話す内に、だんだんと横道へ反れて、色んな話をしあう内に、私の経験値では、相手の方に適切なアドバイスが出来ない立場と気が付き、取引先の方やFB友達に代行を相談したところ、快くOKをもらえました。

皆さん、いつか来た道と思って、自分で良ければという感覚なのでしょうか。

 

受け入れる側からすれば、他人の悩み事を聞くようなものですから、初対面同士で突っ込んだ話をするのは、嫌がるはず。(でも、そこを話してくれるということは、事業価値の真髄は、初心者が感じる悩み事の部分には無いという裏返しかもしれませんね。)


起業家さんにもお伝えしたのですが、絶対、節目時には誰かに出会うもの。

まずは、紹介された相手には、会いに行ってみたらいいのです。じっと頭の中で思い煩う時間ほど無駄なものはなくて、自分で解決出来ない問題こそ、誰かに会って話を聞いてみるとヒントを貰えることが多いと思うのです。

今回、「私で良ければ会います」とおっしゃって下さった御二方に、感謝。私の面倒事を受け止めて下さった事は、イコール、私への好意と同じ意味ですから、とても感謝。いつかお返しが出来るようにと、心に留め置きます。

チャンスをもらった起業家さん、頑張れ。
まずは誠心誠意、体当たりでホンネの話をしてみて下さい!応援してます!