ピアノの森

15時以降の来客ゼロ。
通販の梱包も済ませたら、図書館で借りた漫画「ピアノの森」を引っ張りだして、しばし主人公の人生に没頭。


7巻目を読み終わり、店内で大泣き。
これは、接客できません。。。。

生まれ育った場末の色街で、15でカイを産み、貧乏ながら愛情たっぷりに育ててきた母のレイちゃんは、カイに自由に生きて欲しくて、色街育ちをカイの世界から消したくて、全力でカイとの縁を切るという。

 

カイとの縁を切ることは、レイちゃんにとっては世界の色が無くなるようなものだろうに、息子への愛がそうしたいと思わせちゃう。

 

カイは、大好きなピアノで、レイちゃんとレイちゃんを取り巻く色街全部を食べさせられるだけのピアノ弾きになるべく、本気でピアノを教えて欲しいと師に頼む。

 

レイちゃんから離れることは、レイちゃんを、大事なものを守れないから離れたくない、ここで先生に教えてもらいたいという一言で、ピアニストとして止まっていた先生の時間も動き始める、そんな流れ。


次の巻が気になる、そんなお話。
波瀾万丈あっても、最後は幸せに終わって欲しいと思いつつ、読んでおります。