湘南の漆展2

今日は歌舞伎座の横にあるギャラリー江で、湘南+漆工房の五人展「湘南の漆展」を見てまいりました。

伏見眞樹さんが在廊で、お目にかかれてテンションうなぎのぼりです。いつも若々しくカッコイイ伏見さん。随分前に一度お会いしただけの私を、まだ覚えてくださっていて、大感激でした。

家庭画報を始め、最高のひと品を紹介するメディアに、いつも登場する伏見さんの竹のカトラリー。ビジュアル美しく、使い勝手がよく、高級ブランドのように所有する欲を掻き立てる魅力を秘めている竹のカトラリー。

 

竹+漆と言えば、伏見さんしか思い浮かばないほど、私の中ではひとつのカテゴリーを占有している職人。

 

伏見さんの竹のカトラリーのビジュアルはiichi参照


買いたい方は、伏見さんに直接メールなどでお申込みをオススメします。何故なら、その時に、お世話の仕方なんかを教えてもらえると思いますから。アポ取って工房へ訪ねてもよろしいかと思います。

伏見漆工房 / 伏見眞樹(ふしみまき)
〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1922-1
e-mail fushimiurushikobo@ybb.ne.jp
伏見漆工房のFBページ

今回のお目当ては、FBでいつも投稿を見ている佐藤智洋さんの塗ったものを見てみたかったのと、伏見さんの娘さんのアクセサリーが気になっていて、それを見てみたかったのと。

店以外の場所へ行って、そこにいる普段出会わない人の流れを感じるのも楽しい道行でした。(でも、銀座は、何か、ワクワク感が乏しい街になった気がします。)

 

ギャラリー江は、立地の割にとても落ち着ける良い空間でした。

私が到着した時に、お客様の足が途切れていたのをいいことに雑談、雑談。


ああ、また画像を撮り忘れて帰ってきてしまった…

若い方に、ぜひ見てもらいたいし、在廊している作り手と話をして欲しいなと思います。地味な作る工程に職人が何を判断しているのかを聞くと、生きていくことに通じる答えが含まれていることが多くて、人間のお勉強になります。

勿論、聞き手の方の受信装置の感度の問題で、すくい上げられない時もあるかもしれませんが、作り手と接することはプラスになる事が多いです。漆という千年単位で昔からあるものを触媒に、新しさや自分らしさを見出そうと頑張る人達ですから。

工芸は、そして、デジカメで切り取った画像では見えないものがほとんど。触れて、使って、時間を掛けて肌や感触で理解する「上質」が多すぎるので分かりにくい。

でも、時間は思っているよりもあっという間に過ぎるし、成績や年収関係なく誰もが理解できる良さを含んでいると思います。

 

そして、若い頃に吸収しておいた方がよい文化というものも、伝統系には結構あるもの。

若い方達へ。
うっすらでも興味を持ったらば、是非作り手との交流&実際買って使って付き合ってみることを、してみて欲しいです。

ぜひ「湘南の漆展」のぞいて見て下さい。

帰りに銀座を冷やかしてもいいだろうし、足をのばして築地に月島のもんじゃもいいですよ。

 

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湘南の漆展は7/29(水)まで
ギャラリー江

03-3543-0524
銀座4-13-15 茜屋珈琲店の2F