江古田マップがウォーカープラスに掲載されました(その3

江古田マップの実現に、忘れてはいけないのが

デザイナーの高砂航さんの存在です。

江古田マップの1号は、

高砂さんが自主制作・自費出版してい「nerimaga」に掲載された

10店舗に優先的に声をかけ、プラスαで計14店舗で発行しました。
配布は掲載店+αで、高砂さんが地道に配り歩いてくれました。

「やりたいことやってるだけなんで」

とサラッとしている高砂さん。


nerimaga。

何しろ個人の自費出版ですから、店側はただで作ってもらった訳で、

集客に悩んでいる新米店も多かったため、掲載店はどの店も、

「こんなにカッコ良くお店を紹介してもらえた!」

「自分とこ以外でも配布してくれてるんだ、ありがとう!」

と高砂さんに感謝したし、喜びました。

(皆で配布する、というアイデアはnerimagaが元)


高砂さんに、どうして自費出版なんてやろうと思ったのか質問すると、

グラフィック系のモノづくりが好きで、他に特別趣味もないし、

クライアントの意向も気にすることのない自費出版スタイルは、

趣味の延長みたいなもの、とのこと。

お金を使って仕事と同じようなことをやって、楽しいのか!?と

店主的にはとっても疑問だらけでしたが、今となっては分かります。

店主も、サラリーマンの時なら休日出勤はお金をもらっても

やりたくないことのひとつでしたが、個人商店を始めて、

お客様との関係が出来てきたら、定休日もお店を開けたいほど

お商売が楽しいと感じるようになりましたから。


この感覚、楽しくて嬉しくてたまらない感覚、

失敗したらどうしよう?という開業前の山谷を

越えた人だけが味わえる素敵感覚。

ところで、店主と高砂さんは、

思わぬところでつながっておりました。

店主がインテリアデザイナー職をやっていた頃、

高砂さんも同じ業界の仕事をしており、

共通の知人と仕事をしていたことが判明。

当時、高砂さんがデザインした社内用マニュアルを
私は見たことがありますが、新鮮な構成と見やすい内容で、

旧態然としたマニュアルを作っていた私は、

「こんなの、私には出来ない…」と悔しさ混じりの羨望で見たものです。


nerimaga掲載店のWild NatureやVieillのオーナーは
ただでここまで作ってくれた高砂さんに、いつか恩返ししたいね、

といつも言っており、江古田マップもそのつもりで依頼したのですが、

残念ながら、予算潤沢ではない企画なもので、

高砂さんは出血大サービスで受けてくれているのが現実です。

江古田マップ2号は21店まで参加店が増えましたが、

参加店が増えれば増えるほど、高砂さんへお支払いする

デザインフィーが一般相場に近づく予定なので、

恩返しするにはもう少し続けていかないといけない感じです。

※次の発行は9月予定なので、参加希望店は7月までに

 お声掛けください。