おんなのこきらい、見ました

映画「おんなのこきらい


主演の森川葵さんから目が離せなくなって、

相当のめり込んで見入ってしまいました。

中だるむところが無くて、ところどころに入る

ふぇのたす」の歌がまた、いいアクセントで、

エンドロール流れる頃には「え、もっと見ていたい」

と思ってしまった。


店主の若い頃は、可愛い子の隣にいる、

十人並みの引き立て役だったので、

主人公とは逆の立場で「かわいい」を追い求めては

やるせない気持ちになっていたものです。

「かわいい」

店主、会話中、あんまり「かわいい」という言葉は

使わない方だと思います。

映画を見て気が付きました。

私の中では、「かわいい」は、

意味を強く持たせたくない言葉のひとつに

なっているのだと思います。

それも、全て、若かりし頃に思った通りの

「かわいい」自分が手に入らなくて、

悔しかったり、切なかったりの繰り返しで

疲れた記憶からきているような・・・

自分と誰かを比較して、常に不安になって、

かわいくない自分が本当はかわいいと思いたくて、

かわいいと言ってくれる人が現れて欲しくて、
かわいい友達が結婚していくのが羨ましい裏で

選ばれなかった自分は価値が無いような気分で

内心ドロドロしてたり。。。。


自分でも、面倒くさい女だな自分、

と思っていた一連の出来事が生々しく蘇って来まして、

胸が痛かったです(苦笑

自分を幸せにするのは他人ではなくて自分なんだと、

自分の神様は自分、という座右の銘が出来た辺りから
無くなったんだなと振り返り。

ラストシーン、主人公はまだちょっと自信なさ気、

でも、どこか吹っ切れたような笑顔が、

いつか幸せになるよと予感させるようで、

気持よい終わりでした。

加藤綾佳監督、凄いな~。
店主、監督のファンになりました。
あんな映画を作れるって凄い。
他の作品も全部見てみたいです。

記念にパンフレットを買ったのですが
出演者やふぇのたすさんとの座談会ページが

なかなか読み応えのある内容で価値ある1冊と

なりました。

===
パンフレットにロケーション協力で

店名を載せていただいてるんですが、

暮らしを【楽しむ】小道具の店 環
になってました。

惜しい~!

そして、誤植を見つけた喜び。