ジョセフィーヌ

とても美味しいと評判のドレッシング「ジョセフィーヌ」

お客様から頂いて、初めて存在を知りました。

かなり入手困難な、評判のドレッシングで、サラダに掛けるだけでなく、炒めものの味付けに使ったり、パスタに絡めたり、いろんな発想で使えるので、ドレッシングというより「タレ」という方がニュアンス近いイメージ。

お客様も言っていましたが、最初は油っこい感じがして、美味しいのかよく分からない味で、ボトル1/3ほど使う頃に美味しさが分かってくる感じ。

思い浮かんだのですが、ジョセフィーヌは塩気が薄く感じる味。コクがあり、甘みも感じるし、きっと美味しいのですが、何だか物足りないのは塩のせいかもしれないなと思いました。

最近気に入って読み返した本に「うちの味は、60代で、普段コンビニで食べ物を買うことがなく、自宅で自炊をちゃんとしている方に受ける味を目指している」という一文があり、それを連想。

なぜ、横浜中華街に人が集まるのか/林兼正

林さんは、横浜中華街の萬珍楼のオーナーで、今でも厨房に立てると言い切る自信を持ち、経営者として、中華街の運営役員として、街がどうあるべきか考え、大勢の同胞と一緒に中華街を守り育てている素敵な方。

付け加えると、中国人のための中華街ではなく、日本の中華街として根付いた活動を続けております。日本でよく見る商店街よりも計画的に、組織的に、未来・将来を見据えた活動をしているのがよく分かる本で、商店街に引っ越した環も、自分の立ち位置で何が出来そうか考えるために、繰り返し読むほど気になった本。

萬珍楼では、前述のように、化学調味料や添加物と縁遠く、出汁をちゃんと取って料理を作っている人に分かる味付けをしているそうです。

薄味でボケた味で美味しくないと思う方もいるだろうが、素材の味や出汁の味を感じるには、薄味が一番と書かれていまして、なるほどなと自分の味付けを振り返って感じるところがありました。


化学調味料は、やっぱり使い続けると舌が鈍る気がします。遠い昔、断食道場で1週間過ごした後に、いつもの調子で自炊したところ、しょっぱいやらにおいが悪いやら、変なクセのある味を感じたり、自分の感覚の変化に驚きを感じたものです。

いつも通りが「美味しくない」と分かった記念すべき日。

ジョセフィーヌのボケた味は、私のいつも通りが、またもや美味しくなくなってきていたサインだったかも。

臨時休業して地方リサーチ旅行へ出かけていた間、何だかんだと雑な外食や買い食いを繰り返してしまったから、調子戻さなくちゃ…と思った次第です。