赤ちゃんフクロウ拾っちゃった

先日読んだ「動物の死はかなしい?」は中学生対象。文章の平易さと裏腹に書かれている命についてのお話や人生、仕事、やりがい、など生きていくことについてのお話が深くておもしろかったもので、今度は小学生向けのこちらの本。


店主が普段利用している小竹図書館は、入り口近くに図書館がテーマを決めて本をピックアップ展示している棚がありまして、そこが毎度魅力的な本が並んでいるので、ついつい目に留まった本を借りてしまうという流れが出来ております。

またもや、その棚に引き寄せられてしまいました。

昨年の正月に浜離宮で鷹匠の実演を見て以来、猛禽類に興味をもち、流れて今はフクロウに心惹かれている店主。FBのお友達が昨年、怪我をした若いフクロウを保護して森に返した投稿を見ては萌え萌えしておりました。

そんなわたくしにピッタリな、可愛いイラストと文章。

旦那様が偶然拾っちゃったから、嫌も応もなく面倒をみる中での観察日記は、慣れが無いせいで、素人が最初にへーほーと思うところが丁寧に書かれております。

 

フクロウはどういう鳥で、何をどうやって食べていて、どんな成長をする鳥で、どんな環境が生きていくのに必要で、とお世話するために勉強したという知識も書かれていて、ためになります。


このご夫婦は、最後には必ず「森に帰すこと」を互いに約束。そのためのお世話だからと、線引きしながらも、心から可愛がっている様子も垣間見え、読んでいてつい笑顔になる文章でした。


放鳥後しばらくして、奥様は夢を見ます。
ヒナを連れてきたという夢。森で、元気に暮らしているに違いないと思ったそうで、私もそうであって欲しいなと思った次第。フクロウが暮らせる環境が残っている日本であって欲しいなと、思った次第。