硯箱の製作過程~その2

ちょっと困った店主。情報を整理します。

お客様の要件の中で優先度が低いものは何かと考えました。

 

お客様は高岡漆器の青貝塗のような象嵌をワンポイントで施したいとおっしゃっていましたが、実用向きというキーワードを一番にすると加飾は優先度が低いかもしれません。

 

分業制ゆえの価格アップなら、木地以外はひとりでこなす津軽塗ならどうだろうかと思い、環でお付き合いのある五代目/木村正人さんに相談してみることに。

 

木村さんとの相談は10分も話したでしょうか?

事前に画像や手書きのイメージ図をFAXしてそれを見ながらの打合せです。口で説明には限界がありますから、誤解なきようにと心掛けているのが事前の資料送付による情報共有。サラリーマン時代のやり方ですね。 

 

デザイナーとか言いながら、私は絵を描くのが本当に下手で、意味不明な図だと自覚があるので文字で補足して送るのが常。

 

木村さん、私のワヤワヤな文字と図を見ながら「ううむ」と悩んだことでしょう(大笑)

 

(次回に続きます)