脱線

最近、○○を探して欲しい、○○みたいなのを取り寄せてもらえませんか?というお問合せが増えております。

 

10坪しかない店では店頭に並ぶ商品には限りがあるので、私の頭の中の引き出しを全部広げるには手狭です。10坪の店は私の資本力・経営力に由来する数字なのです。くくくっ、弱小個人商店。

 

お客様から、店頭にないものについてお問合せをいただくということは、私にとってとても嬉しいことのひとつ。件のお客様にはカタログで商品を決めていただきました。

 

(カタログがないお品だと、要件・要望をお伺いして、別注を受けてくれるところと相談してからご提案さし上げております。)

 

せっかく送料が発生するのなら、以前から仕入れたいなと思っていたものも一緒に発注をしようとカタログを見始めたら「これもいいな~」「こっちもいいな」と迷う楽しみにはまりこみ、すっかり脱線してしまいました。普通に、カタログショッピングしてるような状態です。

 

目を楽しませながら、はたと経過時間に思いが至り、これはいけないと反省。ちゃんと仕入方針にあった商品なのか、仕入計画に沿った選択になっているのか、チェックしなければ。

 

・・・・でも、カタログ見るのは楽しいものですよね。

買わなくても見ているだけで楽しいのは女性の特権です。男性はそういうグダグダを楽しめない方が多いそうですから。

 

こんな風に、ふらふらとフラつくところがある店主、産地へ仕入やリサーチの旅にでると大変です。10月上旬にも出かけようと思っているのですが、目移りして「今ここですぐに決めなくては!」と舞い上がり衝動買いしそうになるに決まっているのです。

仕入の旅というと「あら優雅で羨ましい」なんてお客様に言われますが、実際は楽しくも超リスキーな旅だったりするんです。

気をつけよう。