ごみ箱の夢

久し振りに見た夢は、ごみ箱の夢。

 

元々見る夢は色付き。

ストーリーをはっきり覚えていることが多い私。

30代目前の頃、1週間同じ男性が夢に現れたことがあります。
こんなに続くなんて、夢には何か意味があるのかもしれないと思い、ユング心理学や夢占いを調べてみたことがあります。

 

ちなみに、1週間続いた男性の夢は、軍服を着た外国人の男性がこちらを見て微笑んでいる夢で、私はいろいろと話しかけるのですが、返事は返って来ずに、ただ笑顔で私を見つめるばかり。

 

この人は、一体どんな人なんだろうかとずっと気になっているのですが、1週間目には、まあいいか、私も笑っていたらいいか、という終わり方をした夢でした。

 

 

で、ごみ箱の夢。

夏目漱石の夢十夜のような薄暗さを感じる世界を旅している設定。旅の目的はよく分からないのですが、目的地があって、そこにたどり着くと次の目的地が浮かんで、そこへ急ぐ旅。落ち着くことはなく、ひたすら歩く。

 

 

その日、夜になって、旅館のようなところにたどり着き、翌朝は○○へ行かなくてはなと思いながら眠る。薄暗いうちに起き出して、ご飯も食べずに○○へ出かけ、用事が済んだら寄り道もせず帰り、誰とも話すことなく一人になって眠る。

 

 

何一つ楽しみの無い世界で、先へ行くことだけが仕事のようでもあり、そうしなければ生きて行けないような感覚もあり。億劫だけれど止める気もない。疲れている訳でもないが、楽しんでいる訳でもないし、無意味に進むことに疑問もないわたくし。

 

 

また、暗い内に起きて宿を出る。

もうここへは帰って来ない。
一緒に宿を出る人がいて、見てみたら妹。

行き先は、それぞれ別なので、分かれて歩く。

 

 

歩き始めると、後ろから「これ忘れずに」と女の人から渡されたものが、ごみ箱。きれいに洗われていて、「あ、そう言えば、今まで随分汚れていたけどこんなにきれいにしてくれたんだ」と見入る。妹も受け取ってきれいになった様子を眺め、「ありがとう」と声を掛けて歩き始める。もう振り返ることがない。

 

 

歩き始めてから、あのごみ箱を渡してくれた人が母だったと気付く。

でも戻ることはない。私も妹もよく分からない次の目的地へと歩く、歩く。

 

 

そんな夢でした。

 

 

夢占いだと、「ごみ」は不要なもの古いもの、ストレスに不満の象徴。

目が覚めて、夢占いを検索してから、「母がごみ箱をきれいにしてくれた」で、思い浮かぶことがありました。

 

 

母は、高校を出たら結婚した人で、当時やりたいこと、なりたい職業があったけれど「自由に道を選ぶこと」が出来なかったと聞いております。母は、とても悔しかったと思いますが、あの人は今に生きる人なので、過去を引きずることなく人生を歩み続けてきた人。父も、若い頃に思い通りに生きられない辛さを味わって大人になった人。

 

 

その悔しさがあるからか、進みたい道を親の意向で曲げられたことはありません。

経済的に苦しくても大学へ行かせてくれましたし、出来ることは全て与えてくれたのが私の両親。

自分達の叶えられなかった悔しさを、次の世代に継がせないように努力してくれたのが私の両親。

 

ごみ箱は、お母さんがきれいにしてくれたから、
先々何も心配はいらないと神様に言われたように言われたのかもなと、
後になって考えているところです。

夢に解釈なんて後づけのストーリーで、何でもありなんでしょうけれど、わたくしにとってはとても象徴的な意味合いを感じる夢だったので、忘れないようにここにメモっておきます。いつか、忘れた頃に読み返せるように。