七福神で七難相殺

年が明けると、初詣がてらの七福神巡りが話題に上りますが、七福神のお名前を、全部覚えていらっしゃいますか?

恵比寿   えびす     (商売繁盛、五穀豊穣、漁業の神様)

大黒    だいこく     (富をもたらし福徳開運、食べ物、大地~農業の神様)

毘沙門天  びしゃもんてん  (厄除け、家内安全、武道成就、)

弁才天   べんざいてん  (河~水の神、音楽、学問、知恵、愛嬌、恋愛成就)

寿老人   じゅろうじん    (延命長寿、家内安全、招徳人望)

福禄寿   ふくろくじゅ     (富貴長寿、立身出世)

布袋    ほてい     (商売繁盛、家運隆盛、子宝の神)

 

見た目が福々しかったり、老人だったりで、あれとこれがごっちゃになっていた、という方、いらっしゃるのではないでしょうか?

お経にある句で「七難滅却、七福即生」→「七つの難が無くなれば、たちまち七つの福が生じる」→(意訳)このお経、すごく有り難いでしょう!?だから、この信仰を大事にして下さいね。この七福を偶像化したのが七福神。

メンバー構成は、日本人の神様は恵比寿さま一柱のみ。
あとはインド、中国から取り入れられた神様なのですが、日本人的な「良さげなものはこだわりなく取り込む、柔軟な感性」がいかんなく発揮されてます、グローバル(笑)

室町~江戸と、時代を経るうちに、ご利益範囲が広がったり、付加されたりで、似通っている気がする神様が、ちらほら。守備範囲がオーバーラップしていることは、区別がつかず分かりにくい、ではなくて、むしろ、取りこぼさないようにして下さっているのですよ、きっと。

ところで、七という数字、日本ではラッキーセブン的な意味合いよりも、「たくさん」「多い」意味合いで使われていますよね。七難もそうですし、「七転八倒」「七転八起」は何度も何度も、という意味。

しかし、意味が何となく不穏。何度も不穏です。

「男子家を出ずれば七人の敵あり」なんてのもありますね

(現代社会では、女子だって同じですけどね

あまり芳しくない七の世界で、100%善良な「七福神」

他を凌駕する福々しさが込められていると思われ、

験担ぎするなら、七福神が最強なんじゃなかろうか。なんて。

 

七福神巡り、半日~一日でお参り出来るので、

今年は店主も谷中か深川で七福神巡りをしてみようかなと思います。

 

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※お近くで七福神巡りが出来ない方、七福神で七難相殺★

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