江戸時代の花火

本日の練馬は気温32℃。

体感ではもっといっている気がいたします(暑い…


今日は江古田斎場で夏祭りがあるようです。

そういう季節ですね。


店主の弟が、ブログに書いていたのですが、昔の夏祭りは日取りがばらばらなので、今日はこちら、明日はあちらと祭りを楽しむことが出来ていたそうです。


今は土日の似たような日取りで、一斉に夏祭りや花火大会が開催されたりしていますから、そういうところにも時代というか、社会の変化が見えて、面白いなと思います。

お祭り、花火大会。
江戸時代、1600年代半ば、3代将軍家光公の頃には、花火大会が夏のイベントとして賑わっていたそうです。花火といえば火薬ですから、よく許したな…と思う一方で、戦のない時代到来の証のようにも思えます。

以降、火花に色をつけ、火花の飛び散り方などが進化して、今のように華やかな花火が見られるようになりました。コンピュータ制御で打ち上げられる花火ショーなんかは、本当に見事ですよね。世界でも、日本の花火は美しいと評価が高いです。

 

日本人の美意識は、こんなところにも活きております。


ところで、大きな空に打ち上げられる花火も素敵ですけど、最近は混雑が苦手なお年頃になってきたら、手元で遊ぶ花火の美しさにも目が向くようになりました。

手持ちの花火は、子どもの頃を思い出します。
いとこ達と楽しんだ田舎の夏の日。

闇の深い田舎の夏ですから、花火の光が本当に明るくて、きらきらしい景色。線香花火の耐久競争なんかも、真剣にやったものです。


線香花火。

ほとんどの日本人は、あのはかなく飛び散る火花を美しいと感じるはず。あの揺らぎのある火花を見ていると、癒されますよね。そういえば、線香花火は昔からありますが、もっと昔の花火の風情を見てみたいと思いませんか?

こちらの「和火」筒井時政玩具花火製作所の花火です。2月に筒井さんからサンプルをいただき、冬の夜空に火をつけて心の中で「わー!」と叫んだ美しい花火。江戸時代のレシピで作った火薬を使用しているそうです。


線香花火のような繊細な火花を散らし、音もサラサラと静かなで、金の粉がはらはらと落ちていくような、とても繊細で優美な火花の花火です。

大人はいいものをほんの少しでも満足できる感性を持っていますから、都会で他人の目が気になる立地でも、この和火1本で、しっとりした夏の雰囲気を堪能できます。

癒やしにつながるほど美しい花火。

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