呪文

入りにくいと言われるのは、どんなお店でも必ず言われ続ける呪文だと、店主は思っております。

何故か、その言葉を言われると、店側は、ゲームでいうところのヒットポイント(HP)がガサッと削れます。どこのお店の方も、同じことを思うはず。

そして、その呪文を発するお客様というのは、店側のHPが相当削られることには気付いていないと思われます。

お客様の方は、何の気なしに言っているんですよね、多分。

そして、今まで入りにくくて入る勇気がなかったはずが、入ってみたら案外良かった♡という心理的な安心感から、ポロリしちゃう言葉が「何か入りにくかったから…ずっと気にはなってたんだけど…」

だって、本気で入りにくくて仕方ないと思っている方は、絶対足を踏み入れませんから。


開業3年が過ぎ、4年目に入ってようやく、このたくさんのお客様の発する呪文を「ベホイミ」程度に変換できるようになりました(店主、ゲームは一切やりませんので、突っ込まれても返せません、突っ込みなしでよろしく

お客様が入りにくいなと思う気持ちは、赤の他人同士が知り合うということの煩わしさに、買い物をするという煩わしさが掛け合わされていると思います。それを、どんな風にハードルを下げていくかが、小さな個人商店の命題なのかもしれません。

そんなことを思っていたら、いつもの手書き看板では商品の質感が伝わりにくいので、それを改善する方法は無いだろうか?と思って、画像のようなディスプレイを実験中です。

林たけおさんの鯉のぼりのオーダー申し込みを広く募りたいので、入店しない方にも知ってもらいたいと思って、苦肉の策。


ドアの前で商品を見る

ふ~む、面白いかも

どうする?入ってみる?
面白そうだから、入ってみようよ、

と、ドアに手を掛けやすい場所でアピールしちゃえ作戦。


作戦名、なが~い、、、


取り外しが簡単で、コストが掛からない方法で作れたので、自分を褒めております。やれば出来る子、エライ、エライ(笑

このディスプレイにひかれて、思わず入ってくる方が増えるなら、この方法を、新商品告知の定番にしたいと思います。

入りやすさや分かりやすさの追求は、個人商店の命題(頑張ってます