琥珀

店主、琥珀好き。
ビーズと何が違うの?なんて言われるとアレなんですが、そうですね、触れた時に軽くて温かさを感じる滑らかな感触が、漆に似ているところでしょうか?


琥珀の産地と言えば、日本では岩手県久慈市が有名です。
日本で算出する琥珀は、生成時期が古く紀元前8500年~9000万年前と言われております。

なんですか、加熱するといい香りがするそうなんですが、店主、自前の指輪を燃やす勇気がありませんで、未だ未確認。機会があれば、南部藩の財源にもなっていたという、香の材料としての琥珀も、試して見たいなと思います。

久慈の他には、バルト海沿岸の国々、中国、ドミニカ共和国が有名。それぞれ、琥珀の元になった樹種が違うので、何の樹脂でも琥珀になるのかなと思いきや、なるものとならないものが分かれている模様。現存するものだと、ニュージーランドか、東アフリカ、中南米にある樹が、遠い未来、琥珀になるかもしれないそうです。

樹脂が琥珀になるには、200~1000万年。
随分幅がありますが、どういう条件から生成されるのか、いまだはっきりしていないようです。そう聞くと、偶然の希少産物に思えて、美しいと尚更にひきつけられてしまいます。

琥珀。石ではありませんが、パワーストーンとして扱われており、病から身を守るとか、金運と仕事運UP、人間関係の関係改善、元気や活力をもたらす、悪いものを排出することでバランスを調整する、などなど、縁起が良さそうな感じです。

世の中の琥珀の大半は、バルト海沿岸から算出されるもの。こちらは久慈よりも若くて、紀元前5000~3500万年前の時代のもの。カラーバリエーションが豊富で、現地の加工技術に加え、デザインセンスが抜群。

日本の琥珀アクセサリーのデザインは、大きな琥珀を大きなまま見せようとしているのが、制限になっているように感じておりました。(関係者の方、ごめんなさい、そう見えてしまうのです)

そのせいか、琥珀有りきではなくて、洋服文化の中でファッションとしてのバランス感覚が優れているデザインの、リトアニア琥珀が目に留まり、今回仕入れた次第。

今ある状態を知るために、外から見たり、他と比較することも大切、という言い訳をしながら、和雑貨屋ですけど、リトアニアの琥珀、扱ってます。

※琥珀のネックレスのデザインが気になる方はこちらからどうぞ