次の準備

何だかあっという間に時間が過ぎ去り、今の店での営業日も残すところ後2日。

連日、たくさんの方から「お店を引っ越すのですって?」「いつから営業するの?」とお声掛けいただいております。こんなにたくさんの方から興味関心を持っていただいていたのかと、改めて感激するばかり。

自営業仲間からも、「手伝いに行くから、遠慮なく言ってよ!」という申し出があったり、サラリーマンやってた時よりも人とつながれている自分を発見して、またもや感激。

 

開業1年目2年目は、事業も軌道にのる以前の手探り状態で、経営といえばお金の心配が一番に来るのだし、先が予測出来ない状態が継続する訳ですから、時には気分も落ちれば弱音も出ます。

幸せになりたくて始めた事業なのに、何だか苦しいだけだな…と思って泥沼にはまりかける時もありましたが、大体、そういう時の救いは、私以外の誰かから掛けられる言葉や好意でした。

自分一人で幸せになるより、他人と一緒に幸せになる方が大変そうですが、現実は他人から手向けられる愛が一番うれしいもので、得難いもので、自分一人で幸せになるのは薄い幸せで、その代わり手に入れやすくもあるのだなと思うようになりました。

あと、数日しかいられない場所なんだなー…と思って、店内を見渡しております。ここで始められたことが、どれだけ幸運だったか。おかげで今のお客様と知り合えたし、他のお仲間とも知り合えた訳ですもの。

で、諸々やらなくちゃならないことがあるのだと思うのですが、気ぜわしさに負けてあれこれ見落としているものが多くて、ここに来て漏れが出そうな悪い予感に苛まれております。

思いつくたび、メモを書いて潰すようにしようと思いながら、おばちゃんだから【思いついた端から忘れてる】そんな感じ。笑うしかありません…

でも大丈夫。
私ぐらいの年になると、忘れる程度のことは【その場になって何とか出来る範囲】なんだと思います。先回りするような心配で、心を疲れさせることなかれ、なーんちゃって。もう、とってもいい加減。

若い時は、「自分がやらなきゃ、誰がやる訳?ここまで出来るか分かんないし頼めない!」とガチガチな自意識過剰でしたが、経年変化(劣化)で執着する集中力が維持できなくなりましてね(笑)それで、ゆる~くなれました。

後2日、今の空間を楽しみながら、【引っ越し後に向けたやることメモ】を出来る限り書き出して、工事中に実施するべく準備開始しようと思います。