津軽塗の下駄

店主は青森出身です。
小さい頃から、身の周りには何かしら津軽塗のものがありました。飯台、お椀、お膳、茶托、茶器箱、手鏡・・・・

津軽藩のお殿様の漆器だった津軽塗は非常に華やかな色使い。色数が多く、渋いのからシックなもの、明るいもの、華やかなもの、絢爛豪華なものと、仕上がりのバリエーションが豊富なのです。

そんな津軽塗ですが、母から聞くと、昔はひとつの面を塗り分けた製品が多かったそうです。母から贈られた昔の津軽塗の下駄は、確かに塗り分けられておりました。

伝統工芸品も、時々で流行もあれば、変化していくものなのですね。