初めてのTV取材

昨日の午後いち、江古田北口にはテレビの取材の方達がうろうろしておりました。テレ朝系のCSチャンネルで流れる「やじくぼ散歩」というコーナー番組の撮影だとか。うちのお店にも立ち寄っていただけまして、初めてテレビの撮影に同席いたしました。

 

ところで、うちの父はキングレコードからCDも出している民謡歌手で、芸名を「今重造」といいます。おしゃれで優しくて、おしゃべりさせるとユーモアのあるかっこいい父です。(身内びいき全開)

 

私が大学生の頃はフジテレビやNHKの民謡番組にゲスト出演もしていたので、テレビ局ってどんな感じなの?と聞くと「…リハーサルばっかりで、待ち時間も多いし、なんかとっても疲れるんだよな~。それに、スタジオ収録だとお客さんの反応が目の前に無いだろ?オレにはテレビより舞台の方が楽しいかな。」なんて言っていたので、どんだけリハーサルするんだろう?ってところも興味津々でした。

 

今どきは、散策番組は偶然性や自然な感じを大切にするようで、リハーサルなんて無いのです。予想と違ったせいで、わたくしガッカリ。

 

スタッフの方に『いつもと同じように接客して下さればOKでーす』と言われて、「いつもと全然様子が違いますから、そういわれても緊張しちゃうんですけどー!!!」と心で絶叫。ふふ。

 

撮影の時間はほんとに短い時間だったのですが、リポーター役の「矢島悠子アナ」と「保田直子アナ」の存在感の美しさに感動でした!に見られる職業の方、人に何かを訴え伝えるような方は普通の方とはどこか発するオーラが違うようです。

 

それに、声のトーンや話し方、スピード、人の声で聞いていて心地いいと感じる方は実は少いのですが、おふたりの声は本当に明るさのある声で、話し方も柔らかくて聞いていて気持ちが良かったです。にわかに、すっかり、ファンになっちゃいました。

 

思うに、生身の声、生身の存在に接することで、その魅力に気付き、惹き込まれたのだと思います。これ、凄く大事な事だと思います。

 

デジタルで記録データに簡単にアクセス出来るようになりました。繰り返し、好きな場面を見ることも聞くことも出来ます。その内、飽きます。感動は褪せます。でも、生身の存在は会うたびに新しい面を見せてくれます。

 

私はAKB48は何故あんなに熱狂的なファンがいるのだろうか?と不思議でしたが、今回の件で分かるような気がしました。生身の相手に会って交流できることの威力をようやく理解出来たと思います。

 

私はお店を始めて、いろんな方と出会うようになりました。お一人お一人が、心優しくて暖かい面を私に見せて下さいます。皆さん、それぞれ個性的で、笑顔を見るとこちらもつられて笑顔になる毎日です。

 

ふふ、お客様が私にとってのAKB48みたいです。

 

通販からスタートしていたら、こういう味わいは無かっただろうなと思います。通販対応もしますけど、できるだけ目の前にいるお客様との関係を楽しんで大切に育てていきたいなと改めて思いました。

 

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撮影が終わって皆さんが帰った後、ぐ~ったり疲れが出ました。慣れないことはストレスがかかりますね。おかげで翌日の本日、寝坊してお店開けるのが遅れちゃいました…ホホホ。ゴメンナサイ。

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    木村富美子 (土曜日, 28 4月 2012 00:42)

    TVデビュー、ブラボー!!女優にスカウトなんかされちゃったりして…
    人に心地良く伝えることができるって素敵ですね。
    なかなか難しい事、あこがれます。
    生、大事ですね。生肉だばキケン!!

  • #2

    店主 (土曜日, 28 4月 2012 16:07)

    >木村さま
    生肉といえば、焼肉、焼肉といえば焼肉のたれ。源タレが「焼肉」という伝票とともに届いたあの日を忘れるもんか。