金継ぎ職人の「こまや」さん。
グラフィックデザイナーだったはずが、ある時に金継ぎに魅せられ、うつわつくろい屋となってしまった方。
なろうと思って努力してなる方もいらっしゃいますが、こまやさんの場合は、気がついたらなってしまった感じです。きっと、天職だったのでしょうね。
最初にこまやさんの継いだうつわを見た時に「何でここに螺鈿?」と発想に驚きました。継いだ線の上に、細い細い小さい貝を並べ、線そのものがアワビや白蝶貝の七色に輝いているのです。
環のある江古田は芸術家が多く住まう街。
ご近所には、上野にある芸術関係の大学の先生もいらっしゃいますが、その方から見ても、こまやさんの金継ぎは、丁寧で少しひねりが効いた仕上げに映るそうです。
デザイナーの感性が、活かされているのでしょうね。
でも、感性だけではどうにもならないのが手工芸の世界。
技術がなければ、やりたい美が作れない。
こまやさんの学び始めは、ほぼ独学。試行錯誤。
どうにも分からない事が出てくれば、時々に出会った材料屋さんや職人さんにワンポイント、教えを請いながら、やっぱり自分で試行錯誤。
同じようにやっているというのに、何故これと同じようにいかないのか、違いをちゃんと見て取れる目がこまやさんの凄いところと思います。気づきがなければ、進歩していけませんから。
そして、積み重ねる根気がこまやさんの才能のひとつ。
習っても、自分の手を動かして出来るようにならなければ、意味がありませんからね。積み重ねる努力、継続力。失敗を糧にする、工夫の創造力。
金継ぎでは、依頼主の意向を汲み「うつわ」ありきの仕上げをしますが、創作活動では自分の思う美しさを追求。
螺鈿の細いラインシリーズ、盃。
お酒を注いだ時に、ぬれぬれとした貝の輝きがたまらなく美しい盃です。
※こまやが金継ぎしたお皿の通販は【こちら】
直径65X高さ40mm
木目の凹凸に蒔いた錫のきらめきを眺めていると時間を忘れますよ。拭き漆が透けてきたらもっとキラキラ。2つありますからペアで贈り物にも出来ます。ラッピングはお任せくださいね。
¥5,500
税込 / 送料別途
次の地域は送料無料: 全ての地域を表示 詳細を閉じる
※お店でも販売しているため、タイミングが悪いと
在庫がなくなる場合があります。あらかじめご了承をお願いいたします。