日本一愛らしい木彫の熊~木彫工房もくもっこり

初めて『木彫工房もくもっこり』の木彫の熊を見た時に、こんなに愛らしい木彫の熊は、50年の人生で初めてみた!と感動いたしました。

 

 

多彩な色、華やかで明るい柄、丸みがあるボリューム感でファンタジーな存在感。しゃべりそうです。

 

これだけの色数を使って立体に彩色するのは、やってみたら分かりますが、ほんとに難しいこと。

 

どの角度からみても素敵なバランスでとなると至難の業。感性、センスがとにかく素晴らしいのです。

 

もうひとつ、特徴的なのが「瞳」

人形(愛玩用のドール)のようなガラス質の透明感がある瞳が使われておりまして、この瞳がしゃべり出しそうな存在感にもつながっているかと思います。

 

工房の中の人はお二人。それぞれが彫りから彩色仕上げまで担当されるそうで、並べてみれば作風の違いが見えるかなと思いますが、ブランドテイストやクオリティはばっちり揃っているのが流石です。

 

木彫工房もくもっこりは、北海道二海郡八雲町で制作活動をしている工房。

 

ググると、木彫りの熊の産地といえば『北海道二海郡八雲町』が発祥の地とあります(本場です

 

大正の頃、尾張徳川家の旧家臣の入植が盛んに進められたエリアだったそうです。尾張徳川家の当時の御当主が欧州旅行先のスイスで木彫の熊を見て、北海道でも冬季の農閑期に作って副収入になればと持ち帰ります。その熊を参考に彫られ、徐々に「北海道といえば木彫りの熊」が浸透。

 

八雲町以外でも、道内で熊を彫る産地はあちこちあったようですが、発祥地としては八雲町ということで『八雲町木彫り熊資料館』で展示+収集活動をしているようです。(熊の断捨離を思い浮かべている方、ぜひ資料館へお問合せお願いします)

 

産業側面での流れはこんな感じですが、造形の面白さや魅力については資料館のリーフレットpdfを見るとうかがい知る事ができます。

 

鮭をくわえている姿、吼えている姿、毛並みの表現など、雄々しい感じが多いです。色も限りなく黒っぽくて黒光りしてたり、重厚感あります。熊は自然そのもの、力強くて怖い存在だったのでしょうね(機会があれば、ぜひ展示を見に行ってみたいと思わせる熊の数々

 

なるほど、今どきのモダンだったり、スタイリッシュなテイストを好むライフスタイルには合わなくなるはずですね。わたくしの実家の熊は、まだ床の間に飾られておりますが、少なくとも、私の周りのお宅で見たことはございません(北海道の木彫の熊、大ピンチ!

 

もくもっこりさんも、最初は単純な興味で熊の木彫を習っていたのだそうです。もう教えることはございませんよと教室を卒業するまでには、木彫という民芸の価値も考えて続けたことかと思います。ある頃から、邪険にされる木彫の熊ではなく、愛される木彫の熊を模索し始めたとか。

そしてたどり着いたのが『恋くま』という物語。

お迎えする人に寄り添い、愛し愛される関係性。

その姿には、見たもの、感じたもの、感動したものを浮かび上がらせる。美しいファンタジー。

 

「ああ、この子がいいな」と思った方の心の欠片が恋くまに現れているとも言えます。

 

私は、50越えてるおばちゃんですが、いまだに大事にしているぬいぐるみがあります。折々話し掛けたり、枕元に置いて一緒に寝たり、側にいてくれたら安心する存在を体感している日々。

 

生身の人でなくとも、人の支えになる存在はあるのです。だから、恋くまは愛されるべき存在という意味がすんなり腹落ちした気がします。

 

一人で孤独を抱える方もいれば、たくさんの方に囲まれていても孤独を感じる時があります。そういう事は、誰にでもあるものなのですが、そんな時に「なあに?どうしたの?」と寄り添ってくれる「恋くま」がいたら、随分心が助かるはずです。

 

あなたの心に話し掛けてくる「恋くま」に出会えますように。


※当店販売中の恋くま以外をご覧になりたい方は『木彫工房もくもっこりHP』をのぞいて見てくださいね。

 

 


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