ディーシェ社はスイスの時計の輸入代理店で、この『和彩色』ブランドは自社のデザイン開発商品。質の良いスイス時計を扱う中で培ったノウハウから、「日本人が身につけて上品に見える時計」としてデザイン開発されております。
「日本人が身につけて上品に見える時計」
聞いた時に、なるほどなと納得いたしました。
例えば、天皇陛下の即位の礼など目にすると、日本の伝統的な様式美は、明らかに西洋の様式美とは異なるものがありますよね。それと同じで、明言化できないけれども、何かが大きく違うように感じておりました。
存在感そのもので顕示される品位。
もちろん、皇室のしつらえは、ひとつひとつ、特別なものですから、
昔ながらの欧州ブランドの名品のすばらしさは分かるのですが、でも日本人の体裁に、本当にマッチしているかと言えば、人に寄る
全体的な印象はシンプルですが、文字板や時字のサイズ、薄くて軽いケース、控えめなりゅうずなど、細かくこだわって構成されております。そして、目に見えやすいこだわりの一つが、日本の伝統色を使用している事。
白い文字板は「銀鼠」、
赤い文字板は「濃き紫」、
ダークグレーの文字板は「紺鼠」
わたくしの、つたない撮影では伝わりにくいかと思いますが、銀鼠は真っ白ではなく、微妙に色づいた白。他の色も、複雑みのあるニュアンスカラー。日本人の肌映りがとてもいい色合い。
実物を手に取って、腕にはめて見ていただけたらと思います。